脳神経内科
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東邦大学医療センター佐倉病院 市民講座

地域で考えるケアと治療「お酒とからだの付き合い方~予防とケア」(2019/07/13)

お酒を少量たしなむことは健康に良いとも言われます。一方お酒の量が相応をこえますと、いろいろな合併症が起きてきます。どのようにお酒と付き合うと良いのでしょうか? この点について、佐倉病院として前回2016年に続いて第2回、お酒をテーマにした公開講座が、2019年7月13日、東棟7階の病院講堂にて開催され、病棟入院患者さんの参加を含め、33名と多数のご参加を頂きました。
榊原先生の総合司会の下、最初に、代謝内科の今村先生から、実験の結果を含めて、「お酒とポリフェノール」のお話がありました。ワインに多く含まれるポリフェノールが動脈硬化を予防する可能性があること、そのチェックにCAVI(キャビと読みます)検査が良いとのこと。続いて、腎臓内科の大橋先生から、お酒と腎臓のお話がありました。飲酒した量の1.1倍が排尿されるため、飲酒は脱水になりやすいこと、プリン体は結石の原因になるとのこと。続いて、緊急患者さんの対応にあたった相羽先生の代わりに、脳神経内科の榊原先生から、「お酒とのうしんけい」について、お酒に酔うとはどういうことなのか(広い意味ではしんけいのまひ)、その病気の中にはアルコール認知症があり、Jカーブとして、少量までは良いが、1日摂取量がエタノール換算40g超を長期間摂取すると、認知症をきたすということが示されました。次に、循環器内科の野呂先生から、アルコール心筋症他のお話がされました。続いて、精神社会福祉士の鈴木さんから、お酒の病と医療制度について説明がありました。これだけでも盛り沢山の内容でしたが、短い休憩をはさんで、消化器内科の高田先生から、「お酒とかんぞう」のお話がありました。’休肝日’という言葉で広く知られているように、お酒を飲みすぎると、肝臓を悪くしてしまいます。続いて、脳神経外科の小此木先生から、「お酒とけが」について、慢性硬膜下血腫を含めたお話がありました。年配の方がお酒を飲んで転倒してしまうと、後から歩行障害や認知症が出ることがあるとのこと、注意しないといけませんね。続いて、精神科メンタルヘルスクリニックの桂川先生から、「お酒と依存」のお話があり、続いて、臨床心理士の尾形さん、認知症専門看護師の飯村さんから、患者さんの心、適切な対応についての心温まるお話を頂きました。佐倉病院「アルコール対応チーム」全10名によるトータルなケアと、病院での現場のお話は、参加された皆様方には大いにご参考になったのではないでしょうか。
当日のスライドとアンケートの集計結果は、佐倉病院脳神経内科のホームページから見ることができますので、ぜひご覧ください。次回の公開講座の内容は認知症です。これもまた、興味深い内容で、最近話題の「物忘れ」について、病気と最新の治療・ケアについて、勉強するきっかけになるのではないでしょうか。次回もぜひご参加頂けますと幸いです。最後に、設営・受付・車椅子を含めた参加者の方の誘導をたまわったスタッフの方々に、この場を借りて心より感謝申し上げます。

(文責 神経内科 榊原隆次)

市民講座の内容

市民講座の様子

会場の様子・神経内科 榊原先生

代謝科 今村先生・腎臓内科 大橋先生・循環器内科 野呂先生

PSW 鈴木さん・脳外科 小此木先生・消化器科 高田先生・精神メンタル科 桂川先生

心理 尾形さん・看護師 飯村さん

公開講座のポスターより

公開講座のポスターより

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