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【お問い合わせ先】

東邦大学医療センター
佐倉病院 脳神経内科

〒285-8741
千葉県佐倉市下志津564-1
Tel:043-462-8811(代表)

脳卒中ケアユニット(SCU)(東邦大学医療センター佐倉病院)

💛脳卒中ケアユニット(SCU)と、
  東邦大学医療センター佐倉病院の脳卒中に対する取り組み
💛公開講座
それぞれのページをご覧頂けますと幸いです。

脳神経内科の「脳卒中」のホームページもご覧頂けますと幸いです。

https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/sakura/neurology/treatment/index.html


 

取り組み1 「脳卒中連携パスと脳卒中の救急・外来」

東邦大学医療センター佐倉病院では、1991年(平成3年)の開設当初から、内科と脳神経外科による脳卒中診療が行われております。2007年、脳神経内科の新規開設に伴い、診療が拡充され、地域での脳卒中(救急車を含む)患者さんの受け入れに尽力しております。

脳血管障害は、全国で136万人の患者があり、65歳以上の高齢者の入院の原因としては、悪性新生物・心疾患を抜いて、本邦で最も多いと言われます。病型としては、出血や梗塞により、急激に片麻痺や意識障害をきたす脳卒中が代表的です。このうち、脳出血には中膜の異常に起因するクモ膜下出血と、生活習慣病に伴う動脈の粥(かゆ)状硬化に起因する脳内出血があります。脳梗塞も、動脈硬化に起因するものと、心房細動などに起因するものに分けられ、全体では脳梗塞の方が多くみられます。このうち脳梗塞の急性期治療として、虚血境界域の脳神経保護薬(エダラボン)、抗血小板薬(オザグレル酸)、抗凝固薬(Xa因子阻害薬)、発症から4.5時間以内に来院された中等度までの患者さんに対してtPA(組織プラスミノーゲン活性化因子)を、出血に気をつけながら慎重に投与致します。運動麻痺(発症から3か月間、改善が期待されます)・失語等に対して運動・作業・言語のリハビリテーションを行います。

厚生労働省が2008年に定めた脳卒中連携パス制度により、県内の多数のリハビリテーション専門病院のご協力を賜り、佐倉病院において脳卒中連携パスが始まりました。これらにより、適切なタイミングでのリハビリ専門病院への転院紹介が可能となり、2/3の患者さんが独歩での自宅復帰を獲得しています。


 

取り組み2 「脳卒ケアユニット(SCU)」

今回、長尾病院長先生(脳神経外科教授)の計らいにより、2017年10月、佐倉病院に脳卒中ケアユニット(エスシーユーSCU、stroke care unit)が誕生しました。6床からのスタートですが、脳神経外科・脳神経内科が協力して、365日、24時間、救急車を受け入れ、脳卒中の急性期医療を切れ目なく行うものです。SCUは、黒沼脳卒中専門看護師を中心として、脳神経内科医(榊原も月に3日間当直担当)・脳神経外科先生方はもとより、理学療法士の皆さん・病棟薬剤師さん、医療福祉士の皆さん、臨床工学技士さん・ケアの方々がタッグを組み、脳卒中死亡率および再発率の低下、在院期間の短縮、自宅退院率の増加、長期的なADL(日常生活動作)とQOL(生活の質)の改善を図ること(脳卒中治療ガイドライン)を目的としております。さらに、術前後の抗凝固薬の適切な使用、院内・院外への脳卒中予防の啓発・教育も視野に入れております。今後の佐倉病院SCUを、どうぞよろしくお願い申し上げます。

(文責: 佐倉病院脳神経内科 榊原隆次)