学術活動

学術活動

日本眼循環学会2024に関するご報告-当科から6演題の発表

2024年7月19日(金)、20日(土)
第40回 日本眼循環学会
https://convention.jtbcom.co.jp/40jsoc/index.html
厳しい暑さが続く中、2024年7月19日(土)、20日(日)に日本眼循環学会2024が開催されました。今回の学会は、初開催となる福島県郡山市での開催でした。
東邦大学医療センター佐倉病院眼科からは以下の6演題を発表いたしました(学会全演題69演題中6演題が当科からの発表でした)。

  1. 布瀬萌「高眼圧をきたした硝子体内核落下に対して硝子体手術を施行し眼血流変化を追えた一例」
  2. 戸張真澄「慢性中心性脈絡網膜症における光線力学療法前後の脈絡膜血流波形変化」
  3. 藤盛莉乃「乳頭腫脹を伴う梅毒性ぶどう膜炎に対して眼血流変化を追えた一例」
  4. 田中一史「糖尿病網膜症において血液透析導入が脈絡膜循環動態に与える影響」
  5. 川村樹里「小児遠視性不同視に対して7年間、脈絡膜循環・脈絡膜厚変化を追えた一例」
  6. 橋本りゅう也「Reduced Blood Flow and Pulsatility in the Choroidal Watershed Zone」
今年の眼循環学会は、当科からは過去最多の演題数が発表され、各大学の先生方と活発なディスカッションを行うことができ、最新の知見や研究結果を共有し合う貴重な機会となりました。当科では、最新の非侵襲的血流測定機材であるLSFG(Laser Speckle Flowgraphy)を導入しており、眼血流に関連した様々な研究が行われています。この技術を活用することで、より精密なデータの収集と分析が可能となり、眼血流領域の研究に貢献しています。今後もこの技術を活用し、研究成果を医療現場に還元することで、眼科の発展に貢献していきたいと考えております。また、当科からは合計12名の医局員(指導医の橋本先生、矢田先生、藤岡先生)、普段日常診療を支えてくださいます視能訓練士が学会に参加しました。参加者の中には、当科初代教授である竹内忍先生や前任教授の前野貴俊先生(現大阪大学教授)もおられ、研修医の先生も2名が参加してくださり、学びの多い学会となりました。猛暑の中の開催となりましたが、皆様のご協力のおかげで無事に終了いたしましたことを心より感謝申し上げます。次回の日本眼循環学会は、2025年7月に兵庫県神戸市での開催が予定されています。次回も有意義な学会となることを心より願っております。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
佐倉病院 眼科

〒285-8741
千葉県佐倉市下志津564-1
TEL:043-462-8811(代表)