診療方針

学外出身者が多いからこそ、新しいスタイルの創出へ

現在、医局には10名の医師が在籍しており半分が指導医、半分がレジデントというバランスです。また、東邦大学以外の出身者が8名という特徴もあります。私自身、東京医大を卒業後に東京大学で働き、いい意味でのカルチャーショックを経験しました。異なる環境で働くことで新しい考え方を身に付けることもできますし、他者を尊重することができるようになります。母校に残ることにもメリットはありますし、新しい環境に順応することにも価値があります。出身大学にとらわれないことで、ここから新しいスタイルが生み出されていくことを期待しています。

自主自学の精神で、先輩医師とともに歩む

若手医師の研修においては、まず「自主自学」が欠かせません。いかに周りがお膳立てしても本人に気持ちがなければどうにもなりません。とは言え、単に座学で学べということではなく、さまざまな場面でディスカッションをして互いに理解を深め、ともに歩み続けることを意識しています。
耳鼻咽喉科には女性もいれば、体力に自信のある人、細かい手技が得意な人などいろいろな人がいて、それぞれの良さを生かせる選択肢が多くあるのも特徴です。大学病院ですから20年後30年後の自分を考えてそこで通用する医師を目指すためには、耳鼻咽喉科はぴったりの診療科だと考えています。