診療科挨拶

Common diseaseから特別な症例まで幅広く
少人数だからこそ多くの経験を積める診療科

消化器外科【准教授】土屋 勝

少人数だからこそ早くから幅広い経験を積める

2024年度から8人の体制で、一般的な消化器外科疾患の患者さんをメインに扱っている診療科です。消化器癌や鼡径ヘルニア、急性腹症などのcommon diseaseが中心ではありますが、高度肥満の減量手術や内科的治療が困難な潰瘍性大腸炎、クローン病にも対応する機会が多く、他施設にはない特徴となっています。
少人数の診療科なので若い先生にはチャンスが多く、幅広い疾患を担当することができることや、臓器別のグループ分けをしていないため様々な手術の経験を積むことができます。また、急性胆嚢炎や急性虫垂炎などの急性腹症や鼡径ヘルニアなどの一般外科症例の治療方針や術後管理も学ぶことができる環境となっています。

腹腔鏡やロボット支援手術にも盛んに取り組む

当科で扱う手術のおよそ半分が腹腔鏡での手術となっています。また、手術支援ロボット「ダヴィンチ」を用いた手術は大腸に留まらず、胃の手術にも導入しており、近い将来には肝胆膵分野の手術にも導入することを検討しています。このように、小規模な科だからといって最先端の手術ができないということはありません。
また、糖尿病・内分泌・代謝センターと連携して行う高度肥満患者への腹腔鏡手術はどこの施設でも経験できるものではないため、この分野に興味のある先生には最適な施設だと自信を持っています。