先輩医師の声

もう一人の人生を感じられる楽しさ

佐藤 礼実(助教:2011年入局)
いろいろな手術を経験できるのも楽しいですが、それだけでなく患者さんが何を不安に思っているか、何が怖いのかなどを話しながら外来を進めていくと、その人の人生に寄り添っている感覚になります。その方の家族関係が見えると、もう一人の人生を見ているみたいで、そこも当科の魅力だと感じています。
長時間の手術も、興味があれば乗り切れる
外科は体力的に大変なことも事実で、手術が終わった後などは休まないと動けないときもあります。ただ、手術で立ちっ放しがつらいと言っても、興味があって立っているのと、退屈なことを見ながら立っているのでは疲れ方も全く違いますから、体力に自信がなくても興味があるならやっていけると思います。
希望があれば大学院で研究の楽しさも感じられる

今は臨床が中心ですが、以前は大学院で研究をしていました。研究室に行くと自分がやりたい研究を自分で考えて、実験している間は自分のためだけに時間が使えるという楽しさを感じました。研究に関心があって、「行きたい」と言えば嫌な顔はされずにチャンスがもらえる医局ですので、そういった経験もできると思います。