診療科挨拶

炎症性腸疾患をはじめ、幅広い疾患に対応
やりたいことができる環境で、ジェネラルかつスペシャルな医師育成

消化器内科【教授】松岡 克善

大学病院+地域の基幹病院でジェネラルかつスペシャルな消化器内科医に

消化器内科は扱う臓器も多いですし、疾患も炎症性疾患やがん、機能性疾患などとても幅広く存在します。その意味では、内科の王道を行く診療科とも言えるのではないでしょうか。
当院は専門的医療を経験でき、研究にも力を注げる大学病院である一方で、地域の基幹病院という側面も持っているため、双方のいいとこ取りができる環境です。その中で、まずはさまざまな臓器のさまざまな疾患を診ることのできるジェネラルな消化器内科医を目指してほしいと考えています。それができた後に専門性を伸ばし、スペシャルな消化器内科医になるように若手を育成しています。

国内トップクラスの炎症性腸疾患治療

先述の通り多くの疾患を扱う当科ですが、その中でも特に炎症性腸疾患の患者数は日本でも5本の指に入るほどです。前任の教授時代からの伝統で、治験や臨床研究にも注力しており、この分野では日本のキーオピニオン施設として認知されています。炎症性腸疾患は残念ながらまだ完治する病気ではなく、若い患者さんも多いことから、患者さんに寄り添いながら年単位での治療が必要となります。患者さんが進学したり、就職したり、あるいは結婚や出産を経験するのを一緒に体験しながら寄り添って治療を進めることは、医師としてやりがいを感じられるところだと思っています。