教育・研修

眼科専門研修コース

募集定員

若干名

コースの特徴

東邦大学医療センター佐倉病院眼科では、この研修コース(後期研修)において、第一線の眼科専門医としての知識・技術・判断力・経験を養うことを目的とし、社会人として人に接する心構えや態度の修練も重視しています。

到達目標として日本眼科学会専門医の取得を第一の目標としていますが、大学病院で研修をするわけですから、Clinician scientistとして、常に考えながら診療を行うマインドを習得していただきたいと思います。

また、当科のプログラムの特徴として、非常に多くの白内障手術・網膜剥離手術・硝子体手術が経験できることがあげられます。

日本眼科学会専門医取得に必要な以下の項目を最低限必要な習得事項としています。

  1. 一般初期救急医療に関する技能の習得
  2. 眼科臨床に必要な基礎的知識の習得
  3. 眼科診断、特に検査に関する技能の習得
  4. 眼科治療に関する技能の習得:関与する眼科手術100例以上(外眼手術、内眼手術、およびレーザー手術が、それぞれ執刀者として20例以上を含む。)
  5. 症例検討会および抄読会等の出席
  6. 学会(集談会等を含む)報告を演者として2報以上発表し、眼科に関する論文を単独または筆頭著者として1篇以上執筆する。

研修カリキュラム

こちらからご確認ください。

研修カリキュラム

週間予定

月曜日 午前8時00分 講師回診
木曜日 午前8時00分 科長回診
午後5時45分 医局会
午後6時00分 FAカンファレンス症例検討会
午後6時30分 手術検討会

その他

月1回木曜日 研修医およびレジデントによる発表会
第4木曜日 リサーチカンファ(臨床研究・基礎研究の発表)

コースの実績(学位及び専門医等の取得状況等)

2023年4月現在、佐倉病院眼科にて研修を修了し、眼科専門医を取得後現在も当眼科在籍中であるものは8名おります。

コースの指導状況

指導医

現在、スタッフ19名のうち、4名が日本専門医機構認定の専門研修指導医の資格を取得しております。また、5名が研修医のための指導医の資格を持っています。大学病院の眼科専門医として、それぞれの専門分野において、より高度な技術、知識が取得できるようにし、研修医教育の勉強会およびワークショップに積極的に参加し、教育者(指導医)としてのトレーニングも行っています。2023年4月現在、当科における有資格指導医は以下の通りです。

八木 文彦
(准教授・網膜硝子体・臨床研修認定指導医・専門研修指導医)
橋本 りゅう也
(講師・網膜硝子体・眼循環・臨床研修認定指導医・専門研修指導医)
矢田 圭介
(助教・網膜硝子体・眼循環・臨床研修認定指導医・専門研修指導医)
麻生 健一朗
(助教・網膜硝子体・涙道・臨床研修認定指導医)
山﨑 僚
(助教・一般・網膜硝子体・臨床研修認定指導医)
谷口 ひかり
(准研修医・一般・加齢性黄斑変性・専門研修指導医)

網膜フェロー制度

当科では、眼科専門医取得者を対象として、網膜専門フェロー制度を設けています。

主としてサージカル網膜のスペシャリストを育成する制度で、最低3年間を研修期間としています。当科で4年間の後期研修を修了し、眼科専門医取得後、網膜フェローコースを選択することが可能です。

網膜フォローは各自の技術・知識の習得はもちろんですが、研修医の指導を行うことで、将来の有資格指導者としてのトレーニングも行っております。

学位・大学院と海外留学について

学位取得を希望する場合は、原則として大学院入学を勧めています。国内留学として東京大学、東京医科歯科大学、海外留学として米国のニュージャージー医科歯科大学、コロンビア大学、アイオワ大学に留学実績があります。

評価及び修了認定

年度末に、日本眼科学会専門医取得のために必要な臨床経験と学会活動(論文を含め)を行っているか、プログラム指導責任者と、管理運営責任者が評価しています。日本眼科学会専門医の取得が必須の目標ですが、医師としての人格形成も重視しています。

認定医・専門医の取得等

学会等名 財団法人日本眼科学会
資格名 日本眼科学会専門医
資格要件 2年間の卒後臨床研修を終了後、眼科学会認定施設で4年以上の臨床経験を有するもの。
4年以上日本眼科学会会員であり、かつ受験時に日本眼科医会会員であるもの。
専門資格の概要 東邦大学佐倉病院は専門医となるための修練に適した認定施設として日本眼科学会より認定されている。

研修・教育プログラム指導責任者

八木 文彦(やぎ ふみひこ)
東邦大学佐倉病院眼科 准教授(病院)