教育・研修

佐倉病院整形外科へ入局をお考えの先生へ

整形外科は、四肢の骨・関節、筋肉、末梢神経、脊椎・脊髄など、幅広い領域を扱う診療科です。患者さんは、小児から高齢者、スポーツ選手など、あらゆる年齢層が対象となり、整形外科医のニーズ、期待は今後もますます高くなっています。
整形外科医は運動器疾患のスペシャリストであり、保存治療から手術まで一人の患者さんを長くフォローできるという特色があります。また、自らの治療がQOLに直結し、結果が患者さんからダイレクトに返ってくるという点で、一生の仕事にするのにとてもやりがいのある診療科です。整形外科学の未来は、AI技術の開発やiPS細胞による再生医療の実用化などを背景に、治療成績向上のための新しい診断法や医療技術の開発など、学問的にも非常に魅力を持った分野でもあります。

佐倉病院整形外科では関節、脊椎などの専門領域ごとにグループ制を敷き、グループ内はもちろん、グループ間でも患者さんの情報を共有し、一体感を持ち’one team’として治療にあたっています。各グループに後期研修医を配属することで、1対1の指導だけではなく、複数の指導医が臨床の現場で教育し後期研修の先生がチーム医療の一員として治療に関わることで、外科医としての使命感を持ち、優秀で高い倫理観と人間性を備えた整形外科医として成長するよう、医局としてサポートする体制を整えています。

入局後はまず骨折などの外傷に対する基本的なプライマリ・ケアの知識と技能を習得し、6年の間に偏りなく整形外科一般の知識、手術手技を習得した後、整形外科専門医を取得します。その後、関節、脊椎などのサブスペシャリティーを選択し、各分野のエキスパートとして診療、後輩の指導ができる医師としてさらなる研鑽を積んでいきます。

佐倉病院整形外科は、東邦大学千葉・印旛地域整形外科専門研修プログラムの基幹病院として専門医を取得するまでに特に重要な外傷治療に関して十分な経験が積めるよう、千葉県内の3次救急病院や地域の第一線の病院(習志野第一病院成田赤十字病院東千葉メディカルセンター船橋市立医療センター聖霊佐倉市民病院)と連携し、量、質ともに充実した研修を用意しています。
なお当科では医局見学、説明会を随時行っています。ご希望の方はいつでもお気軽にお問い合わせください。医局員全員が心より歓迎いたします!

担当:園部(医局長)、藤田(医局秘書)
TEL:043-462-8811(代)
e-mail:naoko.fujita@med.toho-u.ac.jp