先輩医師の声

佐倉病院で得た経験をもとにさらなる専門分野へ

王子富登(2015年4月~2019年6月まで勤務、助教)

2015年度から2019年度にかけて佐倉病院形成外科で勤務させていただきました王子富登と申します。
形成外科は一般の方には馴染みのない科でありますが、診療分野は多岐にわたります。外傷およびそれに伴う顔面骨の骨折や軟部組織欠損、小児の先天異常や、腫瘍切除後の再建などで役目を果たします。それに加えて、眼瞼、鼻、口唇など、整容的要素が強い領域も得意としている科です。
佐倉病院は地域の基幹病院であるため、形成外科には多くの患者さんが訪れ、前述した分野を網羅するような症例を経験することができます。局所麻酔や全身麻酔の手術が日々多数ありますので、手術経験を積みたい若い形成外科医に適している施設です。
私も在籍中に多数の手術を執刀させていただき、専門医取得、学位取得と、着実にステップアップしてきました。特に多く経験した分野は、眼瞼下垂症手術と顔面神経麻痺の再建手術でした。佐倉病院はどちらの手術も千葉県で1,2位を争う件数を誇り、知名度が高いです。私は佐倉病院での経験を生かして、現在は眼瞼形成を専門とし、その分野のスペシャリストを目指して日々診療に邁進しています。

矢吹華代 (2019年4月より勤務、レジデント)

佐倉病院の良いところ、それは症例に偏りがなく、症例数が多いことだと思います。在籍医師の数は多くはありませんが、その反面、風通しの良いアットホームな医局であり、学年の低い医師でも手術を執刀できるチャンスを十分に持っている病院です。
形成外科へ入局すると、多くの方がまずは専門医取得を目指すのではないでしょうか。私は来年度に専門医試験を受ける学年となりますが、当院で多くの手術を執刀させて頂いており、手術症例の提出には困らないと思います。是非、東邦大学に入局し佐倉病院で一緒に研修に励み、充実した日々を過ごしてください。

石川里穂(2019年10月から勤務、レジデント)

私は慶應義塾大学の形成外科に入局して、医局派遣という形で10月より東邦大学医療センター佐倉病院で働いています。
まだ、形成外科になって半年、出来ないこと、覚えないといけないことばかりですが、手術が好きなので日々楽しく働いています。
形成外科の手術は本当に多岐に渡ります。皮膚腫瘍の単純な切除から、局所皮弁を使って顔面の傷跡をきれいにしたり、仙骨部の褥瘡に大きな皮弁をあげたり、・・・とても種類が多くて挙げきれませんが、佐倉病院の形成外科は症例の種類も数も豊富なので、研修医の皆さんも是非1回度回ってみて頂けたら新しい発見があるのではないかと思います。