診療科挨拶

幅広い放射線治療と診断のバランスに自信
満遍なく学び、興味ある分野へと進出できる育成環境

放射線科【教授】寺田 一志

専門領域:神経放射線学,核医学 所属学会:日本医学放射線学会,日本核医学会,日本神経放射線学会, 日本磁気共鳴医学会, 北米放射線学会(RSNA),米国神経放射線学会(ASNR),欧州神経放射線学会(ESNR)

病院の悲願、がん治療の最後のピース

当科は2008年に開設された新しい診療科です。放射線科を作り、ここでがんをすべて治療する、という佐倉病院の悲願が開院からおよそ20年を経て実現した形です。
放射線治療においては、がんの患部を切除することなく、温存して治療を行うことが魅力となります。当院では泌尿器科が前立腺がん治療で知られていることから症例数も多く、他施設に胸を張れるほど、高度な治療を高い精度で行っています。
また、画像診断では、全科の画像を読影する体制が整っていて、各科の先生たちと協力しながら治療に貢献しています。

放射線治療、画像診断ともに幅広い分野に対応

放射線科は大きく分けて、診断と治療の2つの要素から成り立っています。放射線診断の一部として、手術手技的な要素のあるIVRもありますが、そのどれもをバランス良くやっていこうというのが基本的な考え方です。そのため当科では放射線科のほとんどの領域をカバーしていて、よほど特殊なことでなければ行うことが可能です。
また、他院においては必ずしも全科の画像診断を行っていないケースもありますが、われわれは全科の画像の読影ができるようにするという方針を持ち、実際にその通りに行っています。