診療科挨拶

各分野の専門家、最先端機器のそろう環境が自慢
柔軟な対応で、社会に貢献できる泌尿器科医の育成を目指す

泌尿器科【教授】鈴木 啓悦

広い分野、多彩な疾患を幅広く学べる医局

泌尿器科には扱う分野が広いという大きな特徴があります。臓器で言うと副腎、腎臓、尿管、膀胱、前立腺、精巣、陰茎など数が多く、症例にしてもがんの手術から尿路結石、排尿障害、透析、男性不妊症とさまざまです。
それぞれの分野が進化を遂げているので1人の泌尿器科医がすべてを完璧に網羅するのは難しいのですが、当科では私が前立腺を専門とするほか、尿路結石の専門チームを作っているなど各分野のエキスパートを配しています。若手医師はそれぞれの先輩医師から直接教えを受けることで、幅広く知識を身に付けられる環境が整っています。

最先端の設備がそろう。ダヴィンチに触れる機会も

手術においては、できるだけ患者さんの体に傷を作らない、あるいは可能な限り小さな傷ですます低侵襲な手術を心掛けています。そのために必要な最新の内視鏡や腹腔鏡はもちろんのこと、2020年度からはダヴィンチを導入して週に2件ほどのペースで年間およそ80件から100件のロボット支援手術を行っています。
前立腺肥大症へのレーザー治療も行っていますし、尿路結石に使われる設備や放射線治療の設備も最先端のものがそろっています。その一方で、若手医師への研修も兼ねてTUR-BtやTUR-Pといった従来型の手術も実施可能となっています。