先輩医師の声
開拓者精神を感じる泌尿器科医
神谷 直人(臨床教授:2010年入職)
私が入局したころは腹腔鏡手術はそれほど盛んではなかったのですが、泌尿器科では率先して行われていたのを覚えています。現在のロボット支援手術も前立腺治療から始まったわけで、マイナー科でありながら最新技術を用いています。臓器との相性もありますが、どの大学の先生を見ても新しいことをやろうという開拓者精神がうかがえるように感じます。
研究を通じて知る、認められるよろこび
当科では臨床研究を中心に、研究も盛んで全員に割り当てがあります。英語の論文を読むのも、データをまとめるのも、発表して相手に伝えるのも訓練が必要な大変な作業ですが、得られるものも大きいです。私自身、若いころは研究が苦手でしたが、苦労した英語の論文が受理されて認められたときに「やってよかった!」と感じることができました。
「先生でよかった」に感じる医師のやりがい
難しい症例に対して画像などを見ながら自分で戦略を立て、思い描いた通りに手術ができて、術後経過も良好というように上手く進められたときはうれしいです。とは言え医師の自己満足にならないよう、最大限に治療効果を高めて、患者さんのQOLを維持し、最終的に「先生に診てもらってよかった」と言ってもらえたときに一番のやりがいを感じます。