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診療の特色

1.専門性の高い充実したスタッフ層で、大学病院ならではの高度な医療を提供しています

東邦大学医療センター佐倉病院 泌尿器科では、悪性腫瘍(腎がん、腎盂尿管がん、膀胱がん、前立腺がん)・尿路結石症・排尿障害(前立腺肥大症、過活動膀胱、尿失禁)を中心に、泌尿器科全般の診療に対応しています。
当科には千葉県内でもトップクラスの人数の泌尿器科専門医が在籍しています。なおかつそれぞれの医師が、泌尿器疾患の各専門領域において優れた知識と技術を有していることが当科の大きな強みのひとつです。一般外来のほか、各専門分野に特化した専門外来を設け、大学病院だからこそできる高度な医療の提供に努めています。

2.腹腔鏡手術を中心とする、患者さんの身体にとって負担の少ない治療に努めています

当科では2010年より泌尿器腹腔鏡センターを併設し、泌尿器腹腔鏡技術認定医の資格をもつ6名の医師が中心となって前立腺がんや腎がん、尿路上皮がんなどの悪性腫瘍に対する腹腔鏡手術を積極的に行っています。2020年よりロボット支援手術システム(ダヴィンチ®)を導入しています。
腹腔鏡手術件数は年間100例を超えるなど、千葉県内でも有数の実績を得ています。

腹腔鏡手術のとくに大きなメリットとして挙げられるのが「患者さんの身体にとって負担が少ない」ということです。

一般的に、手術は腹部に5mmから15mm程度の小さな穴を開けて行います。このため傷跡も小さく、術後の痛みも少ないため、短期間での回復が可能です。

また、手術中腹腔内を二酸化炭素(CO2)で気圧して行うため、気腹圧によって出血が抑えられるという利点もあります。

当科ではこのような悪性腫瘍に対する腹腔鏡下手術をはじめ、尿路結石や排尿障害などさまざまな消化器疾患すべてに対し、できるだけ患者さんの身体にやさしい「低侵襲診療」を常に心がけています。

3.あらゆる泌尿器がんに対する“オーダーメイド治療”に取り組んでいます

泌尿器の代表的ながんとして、前立腺がん、腎がん、腎盂尿管がん、膀胱がんなどが挙げられますが、がんの組織型や進行度は当然のことながら患者さん一人ひとり異なります。治療にあたっては、個々の患者さんのがんを正確に診断し、その方に最も適した治療方法を選択することが極めて重要です。

当科ではすべてのがんを対象に、手術、化学療法(分子標的薬、抗がん剤治療)や免疫チェックポイント阻害剤などを組み合わせた集学的治療を行っています。このうち化学療法に関しては当院 外来化学療法室、放射線治療に関しては2014年より開設された放射線科治療チームと緊密な連携のもと、積極的に取り組んでいます。
泌尿器がんの診療ガイドラインに準じた標準的な治療を基本に、最新の知見や医療技術なども積極的に取り入れながら、患者さん一人ひとりにとって最適な“オーダーメイド”の治療を目指しています。

4.地域の患者さんが最良の診療をスムーズに受けられるようサポートしています

当院は緊急・重症な状態にある患者さんに対して手術など高度で専門的な医療を提供する「急性期病院」と、地域の医療連携の中核を担う「地域中核病院」というふたつの使命をもっています。

佐倉市、およびその周辺市町村は泌尿器を専門とする開業医の先生が少ない地域ですが、当科では地域の病院に定期的に医師を派遣するなど積極的にバックアップを行っています。また、2012年に設立した印旛市郡・八千代市・習志野市の3医師会を中心とする「千葉県央泌尿器科医療連携協議会」の活動などを通して、患者さんがより安心してスムーズに診療を受けていただけるよう体制を整えています。

今後も患者さんに最良の泌尿器科診療を提供できるよう、地域の先生方とのさらなる連携の強化を進めてまいります。

お問い合わせ先

東邦大学医療センター
佐倉病院 泌尿器科

〒285-8741
千葉県佐倉市下志津564-1
TEL:043-462-8811(代表)