ご挨拶
ウェルビーイング地域共創講座設置の経緯
大田区とは2013年に包括協定を締結し、以降様々な分野で連携を深めてきました。2020年、新型コロナウイルス感染症蔓延時には、直ちに「東邦大学と大田区との新型コロナウィルス感染症リスク対策に関する協定」を締結し、定期的にコア会議を開催してまいりました。さらに、同年11月からは、区民を感染症から守ることを目標にした寄付講座「地域連携感染制御学講座」の設置を大田区より御提案いただきました。新型コロナ感染症については、完全な終息には至らないものの、一定の落ち着きを見せていることから、今般あらたに、従来の地域連携感染制御学講座の取組は継続しつつ、もうすこし幅広い地域の健康課題解決に資する取り組みを実施する母体としての寄付講座をご提案いただき、東邦大学医学部に「ウェルビーイング地域共創講座」を設置するに至りました。
今後の取組について

今日の大学にはグローバル化に対応した教育・研究が求められる一方で、地域や社会の拠点として、地域社会の課題を共に解決し、その活性化や新たな価値創造へ積極的に貢献することが求められています。地域は様々な課題が生じる最前線であり、医学・保健分野においても、解決しなければならない問題が山積しているからです。 本寄付講座は、大田区と連携して地域の健康・保健課題に取組み、区民のウェルビーイング実現に資する活動を行ってまいります。講座は、社会医学部門と地域感染制御学部門から構成され、互いに協力して取組を推進してまいります。ご理解、ご協力のほど、御願い申し上げます。