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平成24年度 看護監督者研修開催レポート

平成24年度 看護監督者研修を開催しました

看護監督者研修(10月31日、11月29日、12月21日)を行いました。


東邦大学の将来を担う人材として、また、臨床の現場では、看護の質やスタッフのやる気を向上させる重要な要となる主任が“元気になる研修”を企画しました。


東邦大学3病院の看護部長の講義を受け、主任同士が相互に交流し、これまでの主任としての実践を振り返り、自身のマネジメント能力を高めることを目的として実施しました。


3病院の看護部長の講義は、非常に好評でした。第1回の社会情勢では、情報を得ただけではなく、超高齢化社会と自施設の医療を結び付けて考えました。第2回のスタッフへの関わり方、指導方法については、日頃から悩んでいる主任も多かったため、具体的でわかりやすかったようです。第3回の主任として生き生き働くというテーマは、特別なことではなく、日頃の自分自身の言動、行動をふり返る機会となりました。
「社会情勢と大学病院における主任の役割」
大森病院 佐藤ちず子看護部長
「スタッフをやる気にさせる関わり」
佐倉病院 寺口恵子看護部長
「自分自身が活き活き輝いて働くために」
大橋病院 菊地京子看護部長

受講者の声

  • 講義の内容は、主任として、看護師としての役割を考えることができ、その講義内容を踏まえたグループワークになっていたので、学びを実践に活かして生きたいと感じることが多かった。
  • 社会情勢の中の看護の役割、周囲に目を向けることの大切がわかった。
  • 皆をやる気にさせ、自分が活き活きと働くためのヒントをいただけた。
主任としての実践のふり返りは、小グループで、じっくりと自分自身の主任としてのふり返りを行うことで、主任として大切にしていること、基盤となっている価値観、看護観などについて考えることができました。さらに自分自身の良い点、改善したい事などが明らかになりました。主任は傾聴する機会は良くあるが、主任自身が傾聴された経験はあまりなく、そのため、最初は戸惑いもあったようであるが、徐々に、人に語り、聞いてもらう中で、自分自身に気がつきました。新しい方法であったが、同じ役割を持つ者同士の悩みに共感したり、お互いに連携しあう姿も見られました。

受講者の声

  • 他の人の話を聞くことや自分の気持ちを話し合いながら新たな気づきがあって驚いた。
  • 人に承認されるということを実感することがなかったが、話を聞いてもらうことができ、気持ちが楽になった。
  • 他病院,他施設の主任仲間が離れた場所でも同じように日々悩みながら頑張っていることを改めて知り、自分も頑張ろうと思った。

3病院見学ツアー

主任が主体的に計画して、それぞれの病院の特徴のある所を見学した。案内することで、逆に自分がもっと病院のことを知る機会になった。
大森病院見学
大森病院見学
佐倉病院見学
佐倉病院見学
大橋病院見学
大橋病院見学

受講者の声 研修後自分の中で変化したことは

  • 自分が主任であることを、改めて意識するようになった。
  • 社会情勢と看護師に求められる役割が明確になった。
  • 気負わずスタッフとも上司とも短時間で、ポジティブな話ができるようになった。
  • 師長と話すことが大切だし、話さないと同じ目標に向かってかないと感じた。
  • 思笑顔が大事であり、スタッフにも笑顔で接し、笑顔でいることが大切。
  • 頑張っている人に目を向け、それを認めるような声をかける。

まとめ

3病院の看護部長の講義から学んだことを主任としての役割やこれまで行ってきた実践と結び付け考えられたこと、また、同じ立場にある主任が自分自身の実践をじっくり語り聴きあい、関わっている実践について共に考えられたことから、更に自身が成長するための方策を見出すことができ研修効果が得られました。そして、この研修は、3病院を研修会場とし、見学会を設けたことによりお互いの親近感が湧き、東邦としての一体感を持つことができたと思われます。

アンケート結果