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平成25年度 臨地実習指導者研修 シャドウイング報告

7月に臨地実習指導者研修がスタートし、早や4か月。現在、受講者は教員にシャドウイングさせていただき、学生との関わりをじかに見て、教育的関わりを学ぶ体験をしています。ご協力頂いている学校、先生方に心より感謝いたします。今回は、シャドウイングの様子をご報告します。

【シャドウイング実施場所・期間】

学内演習

東邦大学看護学部 10月~12月 基礎看護学,成人看護学,高齢者看護学,国際保健看護学
佐倉看護専門学校 9月 基礎看護学

臨地実習

東邦大学医療センター大森病院 9月~12月 基礎看護学,成人看護学,小児看護学,家族・生殖看護学,精神看護学
同センター大橋病院 9月 基礎看護学
同センター佐倉病院 9月~10月 老年看護学

【学内演習】

この日は、「高齢者看護学技術試験」で、先生方にシャドウイングさせていただきました。学生は、限られた時間の中で、今まで学んできたことを活用して高齢患者の観察をし、アセスメントします。

【臨地実習】

医療センター大森病院でシャドウイングしています。脳神経外科病棟でのシャドウイングです。

【受講者の声】

  • 教員は、学生が考え、自分で答えを見つけられるようにサポートしていた。
  • 教員が答えを誘導しても、学生が自分で答えを見つけた印象を持てるようにしていた。
  • できていないことを伝える。普段の学生の頑張りや傾向を把握して、まず普段の様子を含めてできて いることをフィードバックし、それからできていないことを的確に伝え、相手の反応を必ず見てフォ ローしていた。
  • 指摘するべき個所は、わかりやすく的確に伝えていた。その時、相手のモチベーションを下げない関 わりが勉強になった。
  • 全体の流れを考え、資料の工夫などの準備に加え、授業中の学生の様子で授業に変化を加えていた。
  • 学生の反応を見逃さず、関わっていた。
  • 指導ではなく教育である。自信をつけ、動機づけをする役割がある。
  • 臨地実習では、学生が考えられる環境、学生が自分の考えを言える環境を作ることが大切だと思った。
  • 臨地実習は、講義や演習の内容を学生が実践体験できるように関わることが大切だと思った。
  • 臨地指導者は、教員と連携し、それぞれの学生に合った関わりをすることが必要だと思った。

【センターより】

学内演習、臨地実習それぞれの場面で、先生方の学生への関わりをじかに見せていただきました。そして、シャドウイングの最後に振り返りを行い、教員の意図的な関わりを言語化することができました。また、学内での学生の様子に触れ、実習に来た時の緊張の高まりを理解できました。学生の力を引き出せるよう、指導者として臨地実習の環境を改めて考える機会となりました。残すところ後2か月、シャドウイングをする受講者もいます。先生方、引き続きどうぞよろしくお願いします。1月に行うフォローアップ研修で、シャドウイングでの学びを意見交換し、臨地実習指導者として、実際の実習にその学びを活かせることを期待します。

KAN