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学校法人東邦大学
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【学び直す】 No.10 東邦看護の新人を育てる 講義編(全2回)講座開催レポート
概要
平成22年4月に新人看護職員の研修制度が努力義務化され4年が経過しました。センターでは、新人教育で中心的役割を担う人たちを対象に、教育の基礎を理解し、自部署で理念やビジョンに基づいた新人教育計画を立て進めていくための支援の講座を設けてきました。今年度から講義と演習に分けて開講します。
本講座、講義編では卒業時の状況や新人看護職員の研修制度を理解した上で、東邦大学としての方向性を確認していきます。目的
期待される学び
- 新人が現場に、社会に適応していく過程を理解します。
- 新人教育における行政の取り組みを理解します。
- 自施設および自部署の理念との整合性を図りながら、新人教育の意義について考えます。
講師
鈴木 康美 日本保健医療大学 保健医療学部看護学科 准教授 修士(看護学)
出射 明子 東邦大学 看護企画室 室長 認定看護管理者
中澤 恵子 東邦大学 大森病院 医療安全管理部副部長 副看護部長
参加者
開催
第2回 10月9日(木) 9:30~17:00 東邦大学看護学部 第1講義室
アドバイザー
鈴木 加乃
東邦大学 看護企画室 副看護部長
橋本 裕
東邦大学医療センター大森病院 老人看護専門看護師 教育専従主任看護師
小野寺佳代美
東邦大学医療センター大橋病院 師長
中 章江
東邦大学医療センター大橋病院 教育専従師長補佐
東邦大学医療センター佐倉病院 感染看護認定看護師 教育専従師長
内容
第1回 10月8日(水) 9:30~16:15 東邦大学看護学部 1階 第9講義室 |
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第2回 10月9日(木) 9:30~17:00 東邦大学看護学部 3階 第1講義室 |
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受講者の声
- まずは、新人がどのような人なのかどのような状況なのか良く知り良く聴くことが大切だとわかった。
- 新人が期待と不安を抱いて入職してくる様子がよく分かった。
- 新人は、自部署で看護をより良くしていく仲間なのだとあらためて思った。
- 新人に対して自分が納得できない気持ちを抱いた時、伝えることが新人と正直に向き合うことと知って驚いた。
- 東邦大学全体で、新人を迎えるまでさまざまな取り組みをしていることを知った。
- 東邦大学の理念と自部署がめざす看護がつながり、新人教育計画と結びつくことが腑に落ちた。
- 新人が入職時に感じるギャップや離職問題に国が取り組んでいることを知った。
- 自部署で新人が1年で到達するにはどの看護技術が大事なのかメリハリをつけようと思った。
- 新人の起こしやすい自己の特徴や時期が分かった。自部署の特徴と比べてみようと思った。
- 新人がインシデントを防ぐために、起きやすい場面や重大な結果を招くポイントをおさえて指導したいと思った。
- 新人教育で部署から期待されていることは、いつも通りの自分でいいのかもしれないと思えて負担が軽くなった。
センターより
この講座は新人教育の頭づくりとして開講しました。すべての講義で、受講者が体験した場面を頭に浮かべながら自分に引き寄せて考えることができたと思います。
事前課題のテーマは「自分は自部署の新人教育でどのようなことが期待されているか」で、その内容は、自分自身の指導者としての成長、新人の理解、部署のスタッフの負担削減、それらを何とかバランス良く進めていくことが自分の役割ではないかと述べられ、どの切り口も大切と感じました。
講義のあと、グループで「期待される役割」について見つめ直すと、抽象的だった内容が具体的になり、ぐっと自分の部署で起きていることに引き寄せられたと思います。自部署のめざす看護を共有できるようにしよう、日ごろから自分が看護を楽しく根拠を持って実践しよう、新人ひとりひとりが何ができ何に躓いているのか関心をもとう、新人には具体的に伝えるようにしよう、どうやってみんなを巻き込むか良く考えてみよう、まずは自部署の新人教育について師長とすり合わせをしよう、自分の指導を振り返る機会をもとうなどが話し合われました。
今回の頭づくりが、自部署ならではの新人教育計画にむすびつくことを期待します!(KAN)