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【極める】 No.11 東邦看護の現場で学生を育てる 実践編 (全2回)講座開催レポート
概要
教員の影のように寄り添い、看護の実践教育である演習や実習の様子を観察するシャドウイングは本センターがここ数年取り入れている手法です。講義ではわからない「この場面だからこの言葉なのか」「この雰囲気づくりは・・・」と受講者は自ら意味づけし、学んでいきます。この学びは予想以上に大きく、今ではセンターの目玉となっています。
目的
教員のシャドウイングから場面に応じた教授法について学びます。
期待される学び
- 演習、実習といった実践教育の特徴(カリキュラム全体の中の位置づけ、目標、方法等)について理解します。
- 学生の状況に合わせた教授法の必要性について理解します。
- 自分で活用できることを見出します。
対象者
学生実習を担当する方 (部署推薦、講座No.8修了者 No.9修了者)
参加者
25名(佐倉地区 7名、 大森地区18名)
内容・開催日
回 | 内容 | 開催日 |
---|---|---|
第1回 | 臨地実習と学内演習のそれぞれの場で、教員のシャドウイングから場面に応じた関わりを学びます | シャドウイングごと(2014年9月~2015年1月) 臨地実習・学内演習でそれぞれ1回ずつ |
第2回 | シャドウイングの学びの振り返り | 佐倉地区: 2015年 2月9日(月) 10:00~11:30 大森地区: 2015年 2月9日(月) 15:30~17:00 |
受講者の声
- 臨地実習では、学生がどうしてそのケアをプランにあげたのか考えたプロセスを良く聴くことで、学生の考えを引き出していた。
- 答えを教えるのではなく、学生が自分の考えをまとめていけるように投げかけをしていた。
- まず、学生の考えや行ったことを認めていた。
- 教員がヒントを出したことで学生が前に進めていた。
- 学生の達成度や傾向を知りその学生に合った関わりをしていた。
- 学生が考えて行動するのを、待つ姿勢を持っていた。自身に欠けているところだと思った。
- 学内の学生の学びの様子を見て、学生は看護について学び知りたいととても思っていることが分かり、一杯支援したいと思った。
- 学内の学生のイキイキとした姿を見て、実習にくると大変緊張していることが分かった。
- 緊張を緩和する、リラックスできる雰囲気づくりを心がけ、日頃学んできたことを学生が表出できるように関わりたい。
- うまく表現できなかったり、学んだけどできごとと結び付いてないときに、教えるのではなく考えて自分でたどり着けるようにしたいので、その技をみがきたい。
- 実習の目標を知り、目標以上のことを求めない。目標を達成できる関わりをする。
- シャドウイングとグループワークをとおして、自分が気づいたことを部署のみんなで共有したい。
- 指導に当たる自分自身が自分のいいところを認め、イキイキと看護をすることが大切だと思った。
センターより
2014年9月~2015年1月にかけて、学内演習と臨地実習において、教員へのシャドウイングを実施しました。先生方の学生への関わりをみて、「実習で、学生が事前に学習してきたことや考えたプロセスをまずは認める」のは自分にもできそうだと多くの受講者から意見がありました。そして、自分たちが日々の仕事の中で看護の対象となる患者さんを分かろうとするように、対象となる学生を良く分かろうとすることが大切だと気付きました。
自分たちが看護をイキイキと実践し、“自分も受けたいと思える実習”をつくっていきたいですね。
(KAN)