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学校法人東邦大学
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【極める】 No.14 東邦看護のリーダーを育てる(師長編) (全3回)講座開催レポート
概要
管理者支援と3病院の交流を目的とした「看護管理者の人事交流」は過去3年間で11名受講していただきました。受講者との情報交換から改めて自部署を振り返ることができ、さらに3病院間のネットワークが強固になるという成果を得ることができました。この実績をもとに次の段階としてセンターは、師長の課題解決力支援に焦点を当てた講座を計画させていただきました。
東邦3病院の看護の役割、看護師長への期待等について、東邦のトップ陣から講義を受けます。その後、グループワークなどを経て自分自身の課題を具体化します。最終日には関係者に向けてプレゼンテーションし他者に伝わる発信力も身につけます。
目的
期待される学び
- 東邦大学、各病院の理念、ならびに看護部の理念との整合性を図りながら、 看護師長として取り組むべき自部署の課題を見出します。
- 見出した課題にどう取り組むかの計画(Plan)、実施したことの点検、評価(Check)方法について、PDCAサイクルを学びながら方策をプレゼンテーションします(PDCAのPとCに焦点を当てます)。
参加者
講師
加藤良二 東邦大学医療センター佐倉病院 病院長
寺口惠子 東邦大学医療センター佐倉病院 副院長兼看護部長
内容
第1回 6月19日(木)13:00~17:00 佐倉病院 7階講堂 |
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≪講義≫
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≪グループワーク≫
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第2回 7月23日(水)13:00~17:00 佐倉病院 7階講堂 |
≪講義≫
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≪グループワーク≫
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第3回 11月20日(木)13:30~17:00 佐倉病院 7階講堂 |
≪プレゼンテーション≫
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≪講評≫
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アドバイザー
原田恭子 東邦大学医療センター大橋病院 副看護部長
前田富士子 東邦大学医療センター佐倉病院 副看護部長
受講者の声
- グループワークでの意見交換は、自己の課題を明確にするプロセスとしてとても貴重だった。
- 他の病院の師長と意見交換できたことは、自己の評価にもつながり意義があった。
- 他の師長から質問を受けることで、自分の取り組みの本質が見えてきた。
- 自分の傾向が分かった。これからは強みを生かし、弱みも踏まえて課題に取り組めそうな気がした。
- 自部署のことだから分かっていると思っていたが、自部署の分析がとても難しく、分かっていないことに気づいた。
- 課題を明確にするために、スタッフひとりひとりと話せたことがとても貴重だった。
- 自分の部署は、地域でどんな役割を果たせばいいのか考えることができた。
- PDCAは大きいもの小さいものを常にまわしていくのだと理解できた。
- 「問題だ、問題だ」と騒いでいたが、相手に伝わるように話せていなかったことが分かった。
- どうやったら人に伝わるのかをとても考えさせられた。
- 今までやっていたことも、PDCAを意識して話せば相手に伝わると気付いた。
- うまくいっていることもPDCAで考えると明確になり継続しやすいし、うまくいっていないことも改善し継続できる。
- みんなのプレゼンテーションンは、見せ方話し方など、とても参考になった。
センターより
6月から3回にわたり当講座を開催しました。6月と7月は、グループワークをとおして自己の課題の明確化に取り組み、3回目11月の最終回で「師長としての課題」をプレゼンテーションしました。テーマは、スタッフがイキイキと仕事できる病棟づくり、教育、安全、感染、勤務や業務の整理など多岐にわたりました。スタッフが働きやすく質の高い看護を提供できる病棟にしたいという共通の思いがあり、悩み考えた結果の発表は、とても価値あるものと感じています。講師とセンター長からはひとりひとりに講評と励ましの言葉を頂きました。講師からは、師長が、「よし、やるぞ!」という信念を持つことが最も大切だとアドバイスをいただきました。ご講義をしてくださいました講師のみなさま、ご推薦くださいました看護管理室のみなさま、グループワークでアドバイスをしていただき講座開講日以外でも受講者を支えて下さったアドバイザーのみなさまに心より感謝申し上げます。
受講者のみなさんは、これからも様々な状況に出合うと思いますが、この講座で悩み考えたことや、当講座を一緒に受講した仲間とのネットワークを大切に、東邦の未来を担う看護管理者として活躍されることを心から期待しています。
(KAN)