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【極める】 No.16 東邦看護のリーダーを育てる(主任編)
第2回グループワークと第3回(最終回)プレゼンテーションの講座開催レポート
概要
主任という役職を得ることで改めて組織というものを意識するのではないでしょうか。患者への質の高い看護の提供者となるとともにスタッフを束ねていく役割期待も高まるのが主任という役職だと思います。その役割や期待は部署部署で微妙に異なり、自分自身で模索、確立していかなくてはなりません。センターでは同じ役割を担う方々を集め、各自が考える「主任像」について語り、討議するワークを開催してきました。このワークは各自の振り返り、課題解決に十分な役割を担ってきましたので、継続開講したいと思います。
東邦3病院の看護の役割、主任への期待等について、東邦のトップ陣から講義を受けます。その後、主任として考えさせられた場面やエピソードの語りを経て、自分に求められている主任像を具体的に描いていきます。
目的
期待される学び
- 東邦看護の主任としての役割を理解します。
- 「主任とは・・・」と自分の言葉で語れるよう役割を明確にし、プレゼンテーションします。
講師
菊地京子 東邦大学医療センター大橋病院 副院長 兼 看護部長
参加者
アドバイザー
影山美子 東邦大学医療センター大橋病院 副看護部長
前田富士子 東邦大学医療センター佐倉病院 副看護部長
鈴木加乃 東邦大学看護企画室 副看護部長
内容
第1回 9月24日(水) 9:00~13:00 大橋病院 日本調剤会議室 3階 |
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≪講義≫
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≪グループワーク≫
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第2回 10月22日(水) 9:00~13 :00 大橋病院 研究棟第1会議室 |
≪グループワーク≫
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第3回 12月10日(水) 10:00~16:30 大橋病院 日本調剤会議室 3階 |
≪プレゼンテーション≫
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≪講評≫
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受講者の声
- 主任を目指した原点に帰ることができ、看護が好きな自分が看護のすばらしやさ楽しさを伝えられていないことに気づいた。
- 自分が主任としてここ(病棟)にいる、という価値を感じることができた。
- 師長と自分や自分の役割について話したことで、自分の存在の確認ができた。
- 完璧なできる主任になりたいと思って慣れない自分にもがいていたが、参加して、失敗を見せられる主任、失敗した後の対処を見せられる主任でいることが大切だとわかった。
- 自分らしい「主任」が考えられた。その過程は学びが多かった。
- 主任としての覚悟を持つことの大切さを改めて感じた。
- 部署を俯瞰できたことで、自分向きの考えだったのが、外向きに考えられた気がした。
- もやもやにフタをしていたが、もやもやを言葉にしてみたら、すこし目の前が明るくなった。
- 自分から話す、これをしたことで変化があった。そして、話すことでひとりではないと感じられた。
- まわりの人と一緒に考えることの大切さを学んだ。
- アドバイザーからのアドバイスとグループメンバーとの意見交換がとても貴重だった。
- 自分は多くの人に支えられていると心から感じ、がんばれると思った。
- 自分の傾向が分かり、自分らしい主任像を考えられた。
- 自分の強みと弱みを確認できた。自分が弱みだと思っていたことが使い方次第で強みにできることに気づいた。
- 横井先生のコメントの視点がおもしろかった。
- この講座は今後も続けてほしい。
- 他の主任に紹介していきたい。
センターより
3回の講座をとおして受講者は変化しました。この変化は、各自の努力とグループワークから起きたとアドバイザーが口をそろえて言いました。日頃の仕事から離れて考える時間、同じ立場の主任たちと意見交換する時間は本当に貴重でした。この講座では、「主任とは」を考える時に、ひとりよがりの「主任とは」ではなく、師長の役割期待と自分の考える「主任とは」の整合性について、師長と話し合うことを課題としていました。日頃、患者さんやスタッフのこと、そして部署の運営について、たくさん師長と話している主任であっても、主任としての自分についてほとんど話していなかったのが現状でした。師長と話すことで、承認され、自己の部署での存在価値を再確認できたことがとても貴重でした。
プレゼンテーションは、見たこともないような大きなフォントで決意を伝えたり、カテゴライズがとても上手な人、自分の現象をマンガなど抽象的なものにうまく置き換えていた人、様々なプレゼンテーションでとても勉強になりました。まだまだモヤモヤしてます、今も自信はいまひとつ、、、と言いながらも、ひと皮向けた空気をすべての受講者から感じました。東邦の次世代を担っていく主任としてとても力を感じました。
杉院長もプレゼンテーションを聴きに来てくださいまして、最後にメッセージをいただきました。また、菊地部長はひとりひとりにコメントを下さり、あたたかい励ましと支えを感じました。センター長からはプレゼンテーションについて、見せ方伝え方として効果的だった点改善が必要な点をコメントしました。ご講義をしてくださいました講師のみなさま、ご推薦くださいました看護管理室ならびに師長のみなさま、グループワークのみならず各施設で受講者を支えて下さったアドバイザーのみなさまに心より感謝申し上げます。
受講者のみなさんは、これからも様々な状況に出合うと思いますが、この講座で悩み考えたことや、当講座を一緒に受講した仲間とのネットワークを大切に、東邦看護のリーダーとして活躍されることを心から期待しています。
(KAN)