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No.11 学び直す 東邦看護の新人を育てる 講義編 (全2回)

【実施と評価】東邦看護の新人を育てる 講義編

計画

【概要】
センターでは、新人教育で中心的役割を担う人たちを対象に、教育の基礎を理解し、自部署で理念やビジョンに基づいた新人教育計画を立て進めていくための支援の講座を設けてきました。昨年度から講義と演習に分けて開講しています。
本講座、講義編では、卒業時の状況や新人が現場に適応していく過程と、新人看護職員の研修制度を理解した上で、東邦大学としての方向性を確認していきます。

【目的】
新人を理解し、東邦大学、各病院の理念ならびに看護部の理念との整合性を図りながら、新人教育の担当者に必要な基礎的能力を養い、新人教育の意義について考えます。

【期待される学び】
1.新人が現場に、社会に適応していく過程を理解します。
2.新人教育における行政の取り組みを理解します。
3.自施設および自部署の理念との整合性を図りながら、新人教育の意義について考えます。

【講師】
村上 好恵  東邦大学 看護学部 教授 博士(看護学)
鈴木 加乃  東邦大学 看護企画室 室長 認定看護管理者
中澤 恵子  東邦大学 大森病院 医療安全管理部副部長 副看護部長
門田 昌子  東邦大学 佐倉病院 感染管理認定看護師 教育専従師長

【対象者】新人教育を担当する方(部署推薦、講座No.9を修了した方) 30名程度

【受講者数】36名

【開催日】
2015年9月8日(火)13:30~17:00
2015年9月9日(水)10:00~17:00

【場所】第1回、2回ともに、東邦大学看護学部大9講義室

【受付期間】2015年4月1日〜7月10日

【受講料】3,000円(税込)

【提出課題】
 1.事前レポート「自分は自部署の新人教育てどのようなことを期待されているか」
 2.事後レポート「当講座での学びと自部署の新人教育で期待される役割、それを実践するための自己の課題と取り組み」

【評価】
 1.事後レポート    2.参加状況 (評価内容は推薦者にもお渡しします)

【グループワークのアドバイザー】
鈴木 加乃  東邦大学 看護企画室 室長 認定看護管理者
橋本  裕  東邦大学医療センター大森病院 老人看護専門看護師 教育専従主任看護師
岸野 信代  東邦大学医療センター大橋病院 師長 教育委員会 新人教育担当
門田 昌子  東邦大学医療センター佐倉病院 感染管理認定看護師 教育専従師長

実施

【内容】
東邦大学3病院の新人看護師教育担当者が一堂に集まり、「東邦看護の新人を育てる (講義編)」を開催した。新人看護師を新しい仲間として迎える心構えと、新人教育の担当者になったからこそ改めて意識する東邦大学、医療センターの特徴と看護、急性期病院の看護師の役割と必要とされる能力、新人が起こしやすいインシデントから考える担当者の役割について講義を受けた。講義を受け、自部署で期待される役割についてグループワークを行い意見交換した。
【参加状況】
参加者 36名
募集に対する応募者の割合 120%

【推薦理由】
・病棟の教育のリーダー役割を担うため新人教育について学びを深めてほしい。
・新人教育を担うにあたり現場での迷いや悩みが出てきているため、新人教育のあり方を考えられるため。
・部署の新人教育の中心的役割を担うため「新人教育とは何か」を改めて考えてもらいたい。
・当院以外の同じ役割を担う人たちとの意見交換から刺激を受けて欲しい。
・学びを新人教育に効果的に繋げられる人材と考え推薦した。

【受講動機】
・新人教育の責任者として学びなおし、実践に生かしたい。
・「東邦の新人を育てる」意識をもって実践にあたりたいため学びたい。
・東邦大学で新人を育てることを意識した新人教育の計画を立てたい。
・昨年度は先輩の支援を受けながら新人教育計画と指導方法を考えたが、新人の状況や適応過程を捉えられず知識を得たいと思った。

まとめ

受講者のアンケートと反応、周辺の意見より、学びの得られた程度と企画について満足度は高かった。講座概要、対象は概ね適切であったと判断する。2016年度に向け、期待される学びの設定、定員あるいはアドバイザーの人数、方法において課題が抽出された。具体的には、理念との整合性を図れるような学びの設定、ひとグループの人数の多さ、推薦理由のあいまいさ、レポート記載内容の分かりにくさ、受講後のPDCAの可視化が課題となった。2016年度は特に「東邦の新人を育てる」を意識した内容に改善しながら講座を継続する。