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東邦大学
看護学部 公衆衛生看護学研究室

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望月由紀子 准教授

研究内容

これまでの実践では、産業保健師として事業場で働いてきました。事業場は、ヒト・モノ・カネという社会の資源を利用し、組織や制度を構築し、経営者の意思決定に基づき事業活動を推進しています。そのため産業保健師は、直接、労働者個人にアプローチするだけではなく、企業の文化や組織風土を理解しながら、組織的な取り組みを実践することが期待されております。特に、労働者の抱えるストレスは、労働者自身が健康に保つように努める自己保健義務だけでは対処できないことから、集団・組織的な支援が重要であると考えており、職場のメンタルへルス対策をテーマに研究を行っています。また、社会問題化するゴミ屋敷と密接するセルフ・ネグレクト(自己放任)に関する研究も行っております。

研究課題・テーマ

【刊行論文】

  • 岸恵美子, 野尻由香, 米澤純子, 吉岡幸子, 望月由紀子, 小長谷百絵, 浜崎優子,麻生保子, 下園美保子, 野村祥平, 斉藤雅茂(2014). 地域包括支援センター看護職のセルフ・ネグレクト事例への介入方法の分析, 高齢者虐待防止研究, 10(1)106-120.
  • 野村祥平, 岸恵美子, 小長谷百絵, 浜崎優子, 吉岡幸子, 麻生保子, 野尻由香, 望月由紀子, 下園美保子, 米澤純子, 斉藤雅茂(2014). 高齢者のセルフ・ネグレクトの理論的な概念と実証研究の課題に関する考察, 高齢者虐待防止研究, 第10(1)175-187.
  • 小長谷百絵, 下園美保子, 岸恵美子, 野村祥平, 吉岡幸子, 野尻由香, 望月由紀子, 浜崎優子, 米澤純子(2015). 地域包括支援センターの専門職による高齢者のセルフ・ネグレクトのへの支援の必要性の認識;高齢者の特性による支援の必要性の認識の違い, 高齢者虐待防止研究, 11(1)117-131.
  • 望月由紀子(2013), 睡眠保健指導のプログラムの介入効果の検討, インターナショナルNursing Care Research, 12(2)73-80.
  • 望月由紀子(2012), 睡眠教育研究の現状と課題-これからの睡眠教育における産業保健師の役割, 帝京大学医療技術学部看護学科紀要3, 1-12.
  • 浜崎優子, 岸恵美子, 野村祥平, 野尻由香, 吉岡幸子, 小長谷百絵, 望月由紀子,米澤純子(2012)地域包括支援センターにおけるセルフ・ネグレクトの介入方法と専門職が直面するジレンマおよび困難, 日本在宅ケア学会誌第15(1), 26~34.

【報告書】

  • 在宅における養護者の高齢者虐待行為に対する介入・予防プログラムの開発, 科研挑戦的萌芽研究「在宅における養護者の高齢者虐待行為に対する介入・予防プログラムの開発」研究代表者岸恵美子(課題番号25671027), 平成28年3月, 第Ⅲ編2章.(共著)
  • 介護のABC-ゆとりをもって介護するためのコミュニケーションのコツー, 映像教材(DVD)開発, 科研挑戦的萌芽研究「在宅における養護者の高齢者虐待行為に対する介入・予防プログラムの開発」(報告書)研究代表者岸恵美子(課題番号25671027)平成28年1月(共著)

【著書】

  • セルフ・ネグレクトの人への支援,中央法規出版,平成27年8月(共著)