PCR検査
2020年03月17日
毎日、新型コロナウィルス感染症のニュースを耳にします。
そして、PCR検査でウィルスに感染しているか否かが判ることも報道されています。
さて、PCR検査とはなんでしょうか。
PCRは、Polymerase Chain Reactionの略で、特定のDNA断片
(例えば、新型コロナウィルスしか持っていないDNAの部分)だけを増やして
調べやすくする遺伝子増幅技術です。
新型コロナウィルス感染症の場合、2020年2月24日に更新されたマニュアルではPCRでは、
基本的に2種類の検体を用いるようです。
喀痰(かくたん)もしくは気管吸引液と鼻咽頭ぬぐい液です[1]。
これらの検体から、新型コロナウィルスに特徴的なDNAの部分を増やす操作を行い、
その検体の中に見つかれば「陽性(感染している)」、
見つからなければ「陰性(その検体の中にはウィルスは存在しなかった)」と
いうことを意味します。
検査の正確さについては、また明日。
[1].国立感染症研究所 https://www.niid.go.jp/niid/images/pathol/pdf/2019-nCoV_200224.pdf (最終閲覧日:2020年3月16日)
投稿者:教員
カテゴリー:確率統計のはなし