ウィルスと細菌の違い

ウィルスと細菌の違いをご存知ですか?

まず、大きさが全く違います。

細菌は1~10マイクロメートル(1mmの1/1000~1/100)程度、
ウィルスはその1/10~1/100程度のサイズです。

インフルエンザウィルスの大きさは0.1マイクロメートルと非常に小さいです。

次に、増殖の仕方も違います。

細菌は細胞分裂をして自己増殖しますが、
ウィルスは単独では増殖できず、宿主(ヒトや動物)の細胞の中に侵入し増殖します。

最後に、治療法です。

細菌感染症には各細菌や患者に適した抗生物質や抗菌薬が使用されますが、
ウィルス感染症に対する治療薬は少なく、
ワクチンが開発されているものに関しては予防接種による予防が展開されています。

現在、流行している新型コロナ感染症に対しては、対症療法が取られつつ、
既存の他の疾病治療に使われている薬による治療が試みられています。

投稿者:教員

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