標本調査はミニチュアで
2020年06月19日
最近はエビデンスとして実態調査の結果が提示されることが多いですね。
実態調査は、
本当は「ある集団全員について調べたいけれど、現実的には難しいので、
標本集団について調査して、その結果を全体の結果としてあてはめよう」
というものが大半です。
メディアによる世論調査や、テレビ局の視聴率調査を思い浮かべていただくと
分かりやすいと思います。
集団の全員でなくて、標本抽出した標本についての結果が
全体(母集団)のものに近づくためには、
標本が母集団の忠実なミニチュア(内容は同じで、サイズだけが小さい
という意味で使っています)であることが必要です。
粗雑なミニチュアであればあるほど、真実からは遠ざかってしまいます。
投稿者:教員
カテゴリー:確率統計のはなし