日本人とマスク
2020年08月01日本学のナイチンゲールも最近はマスクを着用しています。
日本人はいつからマスクをするようになったのでしょうか。
一般社団法人・日本衛生材料工業連合会によりますと、
明治初期に粉塵吸入を予防するための工場用マスクが
海外から入っていたようです[1]。
しかし、一般にマスクが広まったのは、
1918年のスペインかぜの流行時で、
感染予防として着用されました。
当時のマスクの販売価格は1円20銭から60銭で、
公務員の初任給が70円であったことを考えると
高価であったことが分かります[2]...
感染症に対抗する手段が見つかっていない時代に、
少しでも身を守ろうとする市民は
費用を惜しまずにマスクを着用したのでしょう。
2020年の市民はマスク着用に加え、石鹸による手洗いと
3密を避ける行動変容で対抗中です。
[1] 一般社団法人日本衛生材料工業連合会. http://www.jhpia.or.jp/product/mask/mask3.html (最終閲覧日:2020年7月31日)
[2] 加地正郎. 新聞報道にみるスペインかぜ マスク. インフルエンザ. 2004; 5(3): 268-271.
投稿者:教員
カテゴリー:健康のはなし