水際対策

コロナウイルス感染症に関して、オミクロン株の世界的な広がりから、
水際対策が強化されています。

そこで重大な役割を果たしている組織に、空港検疫があります。

空港検疫は、感染症の国内への侵入と蔓延を防止するためのものです。

「検疫法」に基づいて、外国からの航空機及びその乗客、
乗務員に対して検疫を行っています。

現在、空港検疫では、コロナウイルス抗原定量検査を実施しています。

この検査は、ウイルス抗原の量を測定することができるもので、
特異度も高く、感度もPCR法などの核酸検出検査と同レベルだそうです [1]。

検査時間自体は30~40分程度と抗原定性検査と同じくらい短時間です。

ただ、検査機器で調べるので、運搬時間が必要です。

なお、この空港検疫での検査が陰性であっても、
帰国者や入国者はフォローアップ(追跡調査)されることになっています。

世界的に感染が再拡大しており、島国である我が国ゆえ、
文字通り「水際」で防いでくれています。
 
参考文献
[1] 厚生労働省 (2021) 「新型コロナウイルス感染症 病原体検査の指針 第4版」 p.6-7

投稿者:教員

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