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引き際の美しさ

投稿日:2016年07月31日00時00分|投稿者:管理者|カテゴリー:未設定

元横綱千代の富士の九重親方が、すい臓がんのため亡くなられました。
とても残念です。
昔は、北海道出身の力士が強く、相撲を見ていても、同郷の方々の活躍が誇らしい時代でした。特に、千代の富士は「ウルフ」と呼ばれ、小さいからだなのに、本当に強くて、子どもながらに毎回楽しみにしてみていたことを覚えています。

しかし、どんなに強くてもいつまでも持続することは不可能です。
北の湖に勝って初優勝し、先代貴乃花に勝って引退の花道をつくる立場になったかと思うと、今度は、その息子の貴乃花(当時は貴花田)に負けて、自分が引退を決意することになりました。

引退に際しての記者会見は、本当に今でも鮮明に覚えています。
なぜか。
それは、見事な引き際だ、と感動したからです。

日本人は、わび、さびを尊び、さくらのように散りゆく中にも美しさがある、という価値観をもっていると思っています。
そんな日本人のもっている誇りを、千代の富士関の引退の会見に垣間見たからだと思います。
まさしく、「引き際の美しさ」でした。

4月に就職した皆さんはいかがでしょうか。
きちんと勤務しているでしょうか。
周りに迷惑をかけていないでしょうか。
本人はあまりわからないかもしれませんが、皆さんのサポートに労力を割かなければなかない同僚や先輩の方々は、本来の力を注ぐところではないところに力を使っています。
もし、そういう状況にいるならば、皆さんも本当に対象としなければいけないところへ力を注いでいないと思います。

その迷惑は、単に一時のことで、来年の4月からは解消されているものであればよいと思います。それは「成長」するために必要なプロセスなので。
でも、そうではない場合は、「辞める」ことを真剣に検討する必要があります。

あなたのサポートのために同僚がいるわけではありません。
そんな状況では、だれも幸せではなく、あなたは陰口の対象でしかありません。
その場所でなくても、他で人生を咲かせればよいのです。

「引き際」というのは本当に大事です。
専門職であれば、自分や自分の周囲に起きていることを客観的に観察しアセスメントしましょうね。




さすが4年生

投稿日:2016年07月01日00時00分|投稿者:管理者|カテゴリー:未設定

気づけば、すでに7月。前回もそんな出だし。
大雨で九州地方は大変なことになっている。
どうして、こうも重なって起きてしまうのだろうか。
みなさんが早くもとの生活にもどれることを願っています。

新1年生と実習にいき、その原石にふれ、将来が楽しみと思ったのもつかのま、今度は4年生と実習にいった。

初めはどうなることかと思った。
しかし、それは仕方がないと思っている。
3年生の1月末に実習が終わってから、卒業研究、就職試験、国家試験対策などと、やや実践から離れた思考を鍛えている時期が続いたので。

短期間の実習なので、のんびりしていられない。学んだこと、気づいたことを翌日には早速修正して活かしていかなくてはいけない。
ある意味、来年の4月以降は医療者としてそのような環境に入っていくので、そのシミュレーションと思ってくれたらと考えていた。

初めは実践感覚を取り戻すのに苦労していたが、さすが4年生。
既習の知識や新たな学びを統合していくことが短期間でできる。
3年生までの学びでは、ひとつひとつを丁寧に真剣に取り組んでいくことを求められる。
しかし、今回の実習では今までの集大成なので、「統合力」を求められる。
これが出来るんですね。すごいですね。
頼もしい。
学生の成長を実感したスタッフにとっても良い刺激になっていたようである。
何より私が楽しかった。