アカザ
原産地はインドから中国です。平安時代に編纂された百科事典の要素をもつ「和名類聚抄」にその名が載っているので、かなり古い時代に渡来し畑で栽培されていたようです。シーボルトに東洋のリンネと言わしめた江戸時代の本草学者小野蘭山の著した『本草綱目啓蒙』に「野生なし、春月 種を下す、また去年の子(種)地にありて自ら生ず・・・」と書かれています。このことから江戸時代には野生はなく、毎年春に播種栽培していたと思われます。なおも、よく似たシロザと区別するため「苗葉花実皆灰藋(しろざ)に同じ」とあるので、シロザはよく見られる野生であったようです。
学名のChenopodium album はシロザを示しvar.centrorubrum は中心が赤い変種であることを意味するので、シロザはどこにでもあったと思われます。 草丈は1.5m、稜のある茎は直径3~5cmになり、木本状になります。葉は有柄で互生しています。若葉は鮮やかな赤紫色で名前の由来になっています。若葉は食用になり、古い茎は水戸黄門や芭蕉が使ったといわれている杖になります。まっすぐで軽いため杖に加工され、中風の予防や治療によいといわれますが、科学的根拠はないそうです。
学名のChenopodium album はシロザを示しvar.centrorubrum は中心が赤い変種であることを意味するので、シロザはどこにでもあったと思われます。 草丈は1.5m、稜のある茎は直径3~5cmになり、木本状になります。葉は有柄で互生しています。若葉は鮮やかな赤紫色で名前の由来になっています。若葉は食用になり、古い茎は水戸黄門や芭蕉が使ったといわれている杖になります。まっすぐで軽いため杖に加工され、中風の予防や治療によいといわれますが、科学的根拠はないそうです。
学名
Chenopodium album var. centrorubrum
科名
ヒユ科
生薬名
藜葉(レイヨウ)
利用部位
葉⇒花穂が出来る前に若い葉を採り水洗いしてから日干しします。
利用法
乾燥葉⇒粉末にし、昆布の粉末と同量を混ぜ痛む歯に塗りつけます。健胃、強壮に1日量20gを煎じて服用のうがい薬にもなる。
生葉⇒揉み汁を虫さされに塗布します。
若葉⇒お浸し、和え物、汁のみ等にほうれん草と同様に使えます。(食後、強い日光に当るとアレルギー皮膚炎になることが有るので注意)
生葉⇒揉み汁を虫さされに塗布します。
若葉⇒お浸し、和え物、汁のみ等にほうれん草と同様に使えます。(食後、強い日光に当るとアレルギー皮膚炎になることが有るので注意)
効能
歯痛、虫さされ、健胃、強壮
成分
ベタイン、ビタミンA,B1,B2,C、脂肪油のオレイン酸、バルチミン酸、リノール酸