アマギアマチャ

アマギアマチャ

伊豆半島の天城山に自生する落葉低木で、高さは2m近くになります。ヤマアジサイの変種で、日本の固有種です。アマチャやオオアマチャの近似種ですが、花も装飾花も白く、葉の長さは5~10cmの披針形なので区別できます。アマチャの代用品として使えますが、アマチャより甘みは弱いので、アマチャのように薬用としては栽培はされておらず、希少、観賞用としてまれに栽培されています。

学名

Hydrangea macrophylla var.amagiana

科名

アジサイ科

生薬名

甘茶(アマチャ)

利用部位

利用法

8月下旬に茎の根元から刈り取り、葉を摘み取って水洗いし、日干しにします。その後、水を適当に噴霧して積み重ねておくと発熱(25~28℃)します。それを青汁がでなくなるまで揉んで、日干しにして甘茶にします。

効能

甘味料⇒砂糖の代わりに糖尿病患者に用います。
嬌味料⇒口腔清涼剤に味をつけて、飲みやすくします。

成分

フィロズルチン、イソフィロズルチンの甘みがあり、結晶はサッカリンの2倍の甘みがある。

お問い合わせ先

東邦大学薬学部付属
薬用植物園

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