アサツキ

アサツキ

北海道、本州、四国から九州の山野に自生し、古くから蔬菜としても栽培される多年草です。朝鮮半島、中国、シベリアにも分布します。円筒状の葉で、初夏に花茎を伸ばし、先端に淡紅紫色の小さな花を傘状に密生させて咲きます。葉の色がネギよりも淡いので“浅葱”とし、葱は訓読みで「キ」とも読むので、アサツキという名前になったといわれています。
春の若い芽や鱗茎は生のまま、又は軽く茹でて味噌、酢味噌で。鱗茎は天ぷらに、葉は細かく刻んで薬味にします。味や香りはワケギに似ていますが、ワケギより辛みがあります。本種はチャイブの変種とされています。

学名

Allium schoenoprasum var. foliosum

科名

ヒガンバナ科

生薬名

細香葱(サイコウソウ)

利用部位

葉、鱗茎

利用法

頭痛⇒煎じて内服
痛風、筋肉の痛み⇒塗布

効能

風邪による頭痛、痛風、筋肉の痛み、滋養強壮、食欲増進

成分

チグルアルデヒド、2-メチル-2-ペンテナ ール、メチルプロピル-ジスルフィド

お問い合わせ先

東邦大学薬学部付属
薬用植物園

〒274-8510
千葉県船橋市三山2-2-1
TEL:047-472-1349


お問い合わせフォーム