アザミゲシ
メキシコ原産の一年草で、日本には江戸時代に渡来しました。草丈は50~60cmで、茎は直立して上の方で分枝し、葉はつややかで白い斑点が入っていて鋭い刺があります。花は初夏から夏にかけて、艶のある鮮黄色の6弁の花を茎の先に一つ付けます。蒴果は2~3cmほどの楕円形で刺があります。葉や茎を傷つけると有毒な黄色い液がでます。花はケシに似て、葉はアザミに似ることが名前の由来です。
学名
Argemone mexicana
科名
ケシ科
利用部位
果汁⇒薬用部分は未熟果に傷をつけて採った白乳汁を乾燥させたもの。
利用法
有毒なので自己判断では使用しないで下さい。種子から採る油は灯油や石鹸に用いられます。
効能
胃痛、腹痛などに鎮痛薬として。
成分
微量のパパベリン、モルヒネ、ナルコチン等を含む。