グアバ(バンジロウ)

グアバ(バンジロウ)

カリブ海沿岸、中央アメリカ、南アメリカ北部、東南アジアが原産の常緑低木で、グアバといわれるトロピカルフルーツの一種です。中国雲南、福建、広東省や日本では九州南部で栽培されており、琉球諸島では野生化しています。樹高は3~5mほど、樹の低いところから分枝し、幹は滑らかで紅褐色、古い樹皮は剥落します。葉は長楕円形、新芽は赤褐色です。花期は春~初夏で、直径3cmほどの白色の花を腋生します。果実は黄緑色で2.5cm~3cm程の球形です。10月頃には黄色く熟し、果肉は乳白色もしくは淡紅色で、芳香、酸味があります。グアバは世界中でおよそ100種類以上もあるといわれており、一般的にはグアバの総称としてバンジロウをさします。近縁種にはテリハバンジロウ(ストロベリーグアバ)P.catteianum、キミノバンジロウ(イエローストロベリーグアバ)P.longifolium、表皮も果肉も紅いパープルグアバがありますが、種ごとに異なる商業名がついていて、人によって指す種が異なる場合があって、厳密には見分け難いです。

学名

Psidium guajava 

科名

フトモモ科

生薬名

蕃石榴(バンセキリュウ)、蕃石榴葉(バンセキリュウヨウ)、蕃果(バンカ)

利用部位

葉、果実、樹皮、根皮

利用法

⇒若葉を採り、日干しして保存し、茶葉として。
果実⇒生食、ジャム、ネクターに。
樹皮、根皮⇒染色に。

効能

⇒糖の吸収を抑制し、黄色ブドウ球菌に対し抑菌作用。収斂止瀉作用があり、急性または慢性腸炎、消化不良性の下痢に。健康茶として。新鮮な葉をつぶして外傷の塗布薬に。
果実⇒緩下作用。

成分

精油、ポリフェノール、ビタミンC、鉄分
画像提供:愛知県東谷山フルーツパーク

お問い合わせ先

東邦大学薬学部付属
薬用植物園

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