ブラシノキ

ブラシノキ

オーストラリア原産の常緑低木で、排水のよい乾燥地に生える常緑低木です。明治中期に渡来し、鑑賞用として植栽されています。葉は互生し、葉は皮質で葉脈がはっきりしています。5~6月、前年枝の先に、壜洗いのブラシのような花をつけます。ブラシの毛のような花に見えるのは、雄しべの先端に花粉の入った葯である花糸が飛び出したものです。花後に出来る朔果は5年近くは枝についたままですが、繁殖能力は備わっていて、山火事等の高温にあうとはじけて中の種子を飛ばします。そうすることでいち早く荒れ地に種を継ぎます。形から英名でボトルブラシと呼ばれます。和名では一般的に黄色の葯が金色に輝いて見えることからキンポウジュ(金宝樹)といわれています。
オーストラリアでは30種ほどありますが、日本にはそのうち次の3種が流通し、その園芸品種が多くあります。
  • ブラシノキC.speciosus ⇒葉が幅広です。
  • マキバブラシノキC.rigidus ⇒葉は細く槇の葉に似ています。
  • カリステモン・キトリヌスC.citrinus ⇒金宝樹と呼ばれます。

学名

Callistemon sp. 

科名

フトモモ科

利用法

鑑賞用

お問い合わせ先

東邦大学薬学部付属
薬用植物園

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