ハマナシ(ハマナス)

ハマナシ(ハマナス)

果実を梨になぞったのが名前の由来です。東アジアの温帯から寒帯に分布し、本州では千葉県、茨城県、鳥取県以北、北海道の海浜砂地に生え、観賞用にも植栽される落葉低木です。実生又は地下の匍匐枝で繁殖し、時には大群落を作ります。樹高は1~1.5mで、幹は束生し、よく分枝した枝にはトゲが密生しています。葉は奇数羽状複葉で、花期は6~7月、5~6cmの芳香のある花をつけます。果実は3cmほどの平たい球形です。

学名

Rosa rugosa

科名

バラ科

生薬名

攻瑰花(マイカイカ)

利用部位

花、果実

利用法

⇒月経過多にはティーにして温かい内に服用。精油:香水の原料に。
果実⇒ティーやジャムに。疲労回復に薬酒にして。

効能

⇒収斂作用
精油⇒胆汁分泌促進作用  下痢止め、月経過多、疲労回復

成分

花の芳香精油⇒ゲラニオールシトロネロール、シトラール
⇒苦味質
果実⇒多量のビタミンC

お問い合わせ先

東邦大学薬学部付属
薬用植物園

〒274-8510
千葉県船橋市三山2-2-1
TEL:047-472-1349


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