イボタノキ
北海道から九州および朝鮮半島に分布する半落葉低木。高さ2~3m。葉は長楕円形で鈍頭。花は白色で総状花序の4裂花をつける。果実は黒紫色の楕円形。丈夫な木で何度切り戻しても枯れないことから、ウツギ同様土地境界木として使われる。この木に着くカイガラムシをイボタロウと言い、薬用とする。
学名
Ligustrum obtusifolium
科名
モクセイ科
生薬名
イボタ蠟(イボタロウ)
利用部位
イボタの木に寄生したイボタロウカイガラムシの雄が分泌する蠟
利用法
加熱して溶かし、布で漉して精製してから常温で固形化して使う。
効能
強壮、利尿、止血、いぼとり
成分
脂肪酸のセロチン酸、イボタセロチン酸、セリルアルコール