イボタノキ

イボタノキ

北海道から九州および朝鮮半島に分布する半落葉低木。高さ2~3m。葉は長楕円形で鈍頭。花は白色で総状花序の4裂花をつける。果実は黒紫色の楕円形。丈夫な木で何度切り戻しても枯れないことから、ウツギ同様土地境界木として使われる。この木に着くカイガラムシをイボタロウと言い、薬用とする。

学名

Ligustrum obtusifolium

科名

モクセイ科

生薬名

イボタ蠟(イボタロウ)

利用部位

イボタの木に寄生したイボタロウカイガラムシの雄が分泌する蠟

利用法

加熱して溶かし、布で漉して精製してから常温で固形化して使う。

効能

強壮、利尿、止血、いぼとり

成分

脂肪酸のセロチン酸、イボタセロチン酸、セリルアルコール

お問い合わせ先

東邦大学薬学部付属
薬用植物園

〒274-8510
千葉県船橋市三山2-2-1
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