イタドリ
日本全土の日当たりのよい土手や路傍に自生している大型の多年草です。朝鮮半島、台湾、中国の温帯域に分布しています。茎は長く地中を這って拡がります。草丈は1~1.5mほどです。茎は円柱状で中空、直立しますが上部では斜傾し、また茎には紅紫色の半点が散在しています。
卵状楕円形から広卵形の先の尖った10cmほどの葉は互生で、6~8月に葉腋からでる円錐花序に白色か淡緑色の小さな花を蜜につけます。 花色が紅色の種類をメイゲツソウとして区別しています。北海道、本州以北には丈が2~3m、葉の長さは30cmにもなるオオイタドリがありますが、イタドリ同様に、薬用として扱われます。春に筍状に伸びる若芽は、皮をむいて食用になります。名前の由来は「痛み取り」からという説があります。試したことはありませんが、擦り傷や切り傷に若葉を揉んで患部塗布すると、出血は止まり痛みも取れるそうです。別名をスカンポ、スイバといいますが、スイバという植物もありますから、ややこしいです。
卵状楕円形から広卵形の先の尖った10cmほどの葉は互生で、6~8月に葉腋からでる円錐花序に白色か淡緑色の小さな花を蜜につけます。 花色が紅色の種類をメイゲツソウとして区別しています。北海道、本州以北には丈が2~3m、葉の長さは30cmにもなるオオイタドリがありますが、イタドリ同様に、薬用として扱われます。春に筍状に伸びる若芽は、皮をむいて食用になります。名前の由来は「痛み取り」からという説があります。試したことはありませんが、擦り傷や切り傷に若葉を揉んで患部塗布すると、出血は止まり痛みも取れるそうです。別名をスカンポ、スイバといいますが、スイバという植物もありますから、ややこしいです。
学名
Polygonum cuspidatum
科名
タデ科
生薬名
虎杖根(コジョウコン)
漢方
緩下薬、利尿薬、通経薬、じんま疹に処方されます。
利用部位
根茎
利用法
虎状根⇒地上部が枯れたら根茎を堀り取り、水洗いしてから10cmほどに切って、風通しよく日干しします。
若芽⇒皮をむいて、熱湯で茹でるか重曹を入れて茹でて、流水に晒して酢味噌和え、酢の物、汁の実、油炒めや煮物に。生食もできますが、シュウ酸を多く含むので多食はしない方が良いです。
若芽⇒皮をむいて、熱湯で茹でるか重曹を入れて茹でて、流水に晒して酢味噌和え、酢の物、汁の実、油炒めや煮物に。生食もできますが、シュウ酸を多く含むので多食はしない方が良いです。
効能
抗菌、鎮咳、利尿作用があり、緩下剤に。
成分
アントラキノン誘導のポリゴニン、加水分解(水の作用によって分子が分解する反応のこと)するとエモジン、エモジンメチルエーテルを生じます。