カキ

カキ

本州、四国、九州及び朝鮮半島、中国に生える落葉高木。古くから果樹として栽培される。高さ3~10m位。葉は互生し楕円形。花は初夏、白~淡黄色で雌花は葉(よう)腋(えき)に単生し雄花は2~3花を集散花序に付ける。若葉をお茶に、また山菜として食べる。

学名

Diospyros kaki

科名

カキノキ科

生薬名

柿蔕(カキヘタ)、柿葉(カキハ)

利用部位

蔕、葉、果実

利用法

蔕は実を食べる時に集めて日干しにして使用。葉は6月頃採集し蒸してから陰干しにして使用。柿渋は渋柿の未熟果実を採集し蔕を除いて砕きつぶし、1か月ほど経過したら瓶に詰め密栓して6か月から1年冷暗所に保存して使用。食用。

効能

高血圧症、動脈硬化、しもやけ、かぶれ、外傷による出血、しゃっくり止め

成分

タンニン、ケンフェロール-3-グルコサイド、クエルセチン-3-グルコサイド、ウルソール酸、オレアノール酸、ヘミセルロース、ビタミンC

お問い合わせ先

東邦大学薬学部付属
薬用植物園

〒274-8510
千葉県船橋市三山2-2-1
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