カラスザンショウ
本州、四国、九州、沖縄及び朝鮮半島南部、中国東南部、台湾に分布する落葉高木。山地の疎林、荒れ地、山麓、渓谷沿いなどで見られる。高さ3~15m位。幹に鋭い短棘がある。葉は小葉の長楕円形を奇数羽状複葉に付ける。花は夏、枝頂に緑黄白色の小花を集散花序に密生する。
学名
Zanthoxylum ailanthoides
科名
ミカン科
生薬名
食茱萸 ショクシュユ
利用部位
果実、葉、樹皮、根
利用法
10~11月に成熟果実を採集し日干しにして使用。健胃に食茱萸1回量2~5gに300mlの水を加え3分の1量になるまで煎じ詰め服用する。外用の場合はこの煎汁で患部を洗うか粉末にしたものを塗布する。
効能
民間で止痛、殺虫、燥湿
成分
ピネリン、β—シトステロール、ジオスミン、メチルノニルケトン、テルペン、キサントキシン、スキミアニン、マグノフロリン、ラウリフォリン、ジクタミン、ニチジン、トリメチルクマリン、メトキシクマリン、β—シトステロール