カレープラント

カレープラント

南ヨーロッパから北アフリカの地中海沿岸に自生する多年草です。葉は自生しているのは乾燥地か砂地ですが、他の湿潤な場所に移しても生育しますが、高温多湿では蒸れあがってしまいます。草丈は50cmほどで、葉は銀灰色の披針形で、互生しています。花期は夏、直立し、よく分枝した茎頂に黄色の小さい花を散房花序につけます。乾燥させ易く、色褪せし難いことからドライフラワ-やポプリに利用されます。名前のとおり、カレーに似た匂いがありますが、基本的には食用とはしません。カレー粉には入っていません。同じようにカレーの匂いのする植物としてインド料理に使われるオオバゲッキツがありますが、当園には入っていませんが、ゲッキツMurraya paniculata は見本園にあり、オオバゲッキツと同じように使われています。
 

学名

Helichrysum italicum

科名

キク科

利用部位

全草

利用法

 精油⇒イモーテルは、アロマセラピーで、用いられます。

花⇒乾燥に強いため、ドライフラワーにしても色あせしない。
 
葉⇒スープやキャセロ-ル料理(蓋付きの厚手鍋を使って作る煮込み料理)などには葉を香り付けに入れることがありますが、この時、葉を食べると胃腸障害をきたす場合があるので、食べるときは取り出してください。

成分

 精油⇒イモーテル

お問い合わせ先

東邦大学薬学部付属
薬用植物園

〒274-8510
千葉県船橋市三山2-2-1
TEL:047-472-1349


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