キケマン

キケマン 有毒

本州関東地方以西、四国、九州、沖縄に分布する越年草。明るい林内、林淵、海岸沿いに多く見かける。高さ30~60㎝位。葉は長柄があり、2~3回3出羽状複葉。葉の表面が帯粉白色。花は黄色い唇形の小さな花を茎の頂に総状花序に着く。全草に毒を含み、使用にはかなり気を付けること。死亡するには至らないが慎重に、特に根に毒成分が多い。

学名

Corydalis platycarpa

科名

ケシ科

利用部位

全草

利用法

堀上げ水洗いして日干しにして使用

効能

解毒、解熱、利尿、駆虫。中毒症状は心筋運動障害を起こす。

成分

アルカノイドのdl-テトラヒドロパルマチン、パルマチン、10-ノナコサノール

お問い合わせ先

東邦大学薬学部付属
薬用植物園

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