マオウ
中国東北部、モンゴルに分布する常緑小低木。高さ30~70㎝位。根茎は木質で厚く、屈曲する。葉は細かい鱗片状で節に対生する。雌雄異株。花は夏、茎先に小さな黄色い花をつける。薬用として日本でも時に栽培される。
学名
Ephedra sinica
科名
マオウ科
生薬名
麻黄(マオウ)
利用部位
地上茎
利用法
9月から10月に地上茎を採集し、日干しにして使用。鎮咳に麻黄1日量3~6gを400mlの水で煎じ、2~3回に分けて服用する。
効能
発汗、鎮咳、去痰
成分
l-エフェドリン、d-プソイドエフェドリン、l-メチルエフェドリン、l-ノルエフェドリン、エフェドラキサン、オキサゾリジン誘導体、ベタイン、アフェランドリン、チロシン