2025年 見所一覧
トウガラシ
2025/10/28
南園でトウガラシが実っています!
トウガラシは中南米がふるさと。コロンブスが西洋文明に伝え、そこから世界中に伝播したとされています。
カレーやラーメン、パスタに中華。独特の辛味と発汗作用にみなさん病みつきでしょう。
この作用を示す辛み成分はカプサイシンといいますが、人間をはじめ哺乳類には舌に強い痛覚を与えます。
しかしこのカプサイシンは、なんと鳥には効果がないのです!
このことからカプサイシンは哺乳類の採食を防ぐ防衛のためにはたらいていると考えられています。
鳥に食べてほしいのに、人間のほうを魅了してしまった不思議な植物、トウガラシ。
運命とは因果なものです。
植物がつくりだすさまざまな物質が私たちの生活の幅広い場面で活躍しています。
ぜひ辛い物をたべるとき、トウガラシのくらしについてもぜひ思いをはせていただければ幸いです。
オミナエシ
2025/09/12
南園でオミナエシが開花しています!
この猛暑のなかでも青々と茂って黄色の美しい花をたくさん咲かせてくれています。
山上憶良の有名な歌、
萩の花 尾花 蔦花 躍麦の花 女郎花また藤袴 朝貌の花
(はぎのはな おばな くずばな なでしこのはな おみなえし またふぢばかま あさがほのはな)
に挙げられていることから、「秋の七草」のひとつとして親しまれています。
その優美な姿から「女郎花」という字で表記されることが一般的ですが、切り花を放置するとわずかに腐った醤油の匂いがすることから「敗醤」の字も用いられます。
北海道・本州・四国・九州に分布しています。かつては土手やススキ草原などでよく見られたのですが、近年は開発や乱獲にともなって非常に少なくなってしまいました。
現在は47都道府県のうち20で絶滅危惧種に指定されています。
よい草原を見つけたら、ぜひ美しい黄色に輝くこの花を探してみてください。
ダマスクローズ
2025/05/08
高さ2mほどの半落葉低木。
ダマスク香といわれる芳香を放つ精油は花2000~3000個(5~8Kg)ほどの花弁から、たった1gしか得られないため、希少で高価になります。
ロサガリカとロサモスカータの自然交配によって生まれた品種と考えられ、十字軍の遠征時によってヨーロッパにもたらされました。
秋に返り咲く品種のロサ ダマスケナ ビフェラ Rosa damascena biferaも当薬草園にあります。
両方が見られるこの時期はここ数年雨が多く、花が咲いても雨の重みでうなだれることが多くなりました。
数日晴れが続くと見事に咲き誇りますが開花期は短く1~2週間ほど。見れる場所は北園の奥にあるガーデン側にあります。
ボタン
2025/4/22
正門のモニュメント周辺でボタンの花が咲き始めました。
今年は例年に比べて開花が早く感じます。
ボタンは中国原産で、日本には奈良時代、あるいは平安時代に渡来したともいわれます。
その鮮やかで大きな花は観賞用として様々な場所で楽しまれていますが、それだけでなく根の皮は牡丹皮(ぼたんぴ)という生薬として利用され、抗菌、月経不順、月経困難、便秘、痔疾などに対する効能が知られています。
李白や白居易など、中国の名だたる詩人たちが漢詩にボタンの花を詩っているほか、日本でも「枕草子」、「南総里見八犬伝」など数々の古典文学作品に登場するとりわけ人気の高い植物です。
桜の絨毯
2025/4/11
昨日から桜吹雪が綺麗に舞い、佐倉の絨毯が出来ました。
今年のソメイヨシノは気温が下がったので長い期間楽しめました。入学式の日も新入生を歓迎していました。
オオシマザクラは早咲きと中咲き、遅咲きの3タイプがあるそうで、東邦のオオシマザクラは例年ですとソメイヨシノが終ってから咲くのですが、今年は気温の乱高下がありオオシマザクラの方が早く咲き始めました。
今年のソメイヨシノは気温が下がったので長い期間楽しめました。入学式の日も新入生を歓迎していました。
オオシマザクラは早咲きと中咲き、遅咲きの3タイプがあるそうで、東邦のオオシマザクラは例年ですとソメイヨシノが終ってから咲くのですが、今年は気温の乱高下がありオオシマザクラの方が早く咲き始めました。
クロモジ
2025/03/21
山野に生える落葉中低木で春に薄緑色の小さな花を球状に咲かせます。葉や茎全体にクスノキ科特有の芳香があります。枝は高級楊枝の材料です。
古くから岐阜県や島根県、秋田県などでお茶として飲まれており、近年ではインフルエンザ予防によいと言われ、抗酸化作用もあるため小枝や葉をお茶にして飲まれています。
民間では湿疹、皮膚の炎症、皮膚病などの皮膚のトラブルによいとされ入浴料としても使用されています。
サンシュユ
2025/03/17
中国、朝鮮半島原産の落葉高木で別名はハルコガネバナ。日本には江戸中期に薬用として渡来しました。
春早くの葉が出る前、黄色の小さな花を半球状に沢山つけます。秋にはグミに似た赤色の実を付け、民間で疲労回復や滋養強壮として果実酒や薬用として利用されます。
コガネのように沢山の花を付けることから縁起物として鉢植えや地植えとして楽しまれてきました。
自家受粉ではあまり実付きは良くないので数本近くに植えることで沢山の実を付ける。
ユキワリイチゲ
別名、ルリイイチゲ、ウラベニといい、絶滅危惧種になっています。イチリンソウ属の一種で、本州や三重県以西、四国、九州の山野に生える多年草です。
秋頃から葉を出し始めますが、葉の表面に独特の褐色の斑紋があり、一見枯れ葉のように見えます。
春早くの2月頃に、白色~淡紫色花を咲かせます。形態に変化が多く産地により花色や花形などが微妙に違い、可愛らしいので早春の野の花として人気があり山野草として楽しまれています。
セツブンソウ
2024/02/17