ミヤマオダマキ

ミヤマオダマキ 有毒

鑑賞用として古くから広く人家に栽培されているものと、キンポウゲ科オダマキ属の総称をオダマキといいます。普通庭に咲くオダマキは、ミヤマオダマキの改良種と考えられ、自生のものより大型です。見本園には、オダマキとミヤマオダマキを植栽しています。
北海道から本州中部以北、朝鮮半島、中国東北部に分布する多年草です。向陽の砂礫地や草原に生え、草丈は20~40cm。根生葉は叢生し、柄は長く2回3出複葉、5~7月に長く花茎を伸ばし茎の頂きに大きな鮮紫色の花を1~3個、下向きにつけます。花弁は5枚、花弁は長い距に繋がっています。実生から容易に繁殖するので、鑑賞用としてよく植栽されています。日本原産のオダマキにはもう一種、ヤマオダマキAquilegia buergerianaがあり、民間的には同じように使われています。 ヤマオダマキは2,3枝分かれし、花は細めで距がまっすぐに伸びているので、見分けられます。これら在来種の他に、形、色ともに様々なセイヨウオダマキがあります。近年、園芸では八重咲きのものが主流になりつつあります。

学名

Aquilegia flabellata var. pumila

科名

キンポウゲ科

生薬名

苧環(チョカン)

利用部位

根を含む全草
⇒秋に掘りあげ水洗い後、風通しのよい場所で陰干しします。
全草⇒青葉の時必要に応じて採種し用います。

利用法

生葉の絞り汁を関節炎の患部に塗布すると効果があると云われています。

効能

薬理効果の詳細は不明ですが、民間的には、鎮痛、消炎作用があるといわれ、腹痛や下痢に用いられています。現在では薬用としては、あまり使われていません。

成分

全草に青酸配糖体を含むといわれています。欧州産、北米産の種類もありますが、いずれも有毒です。

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