ムラサキ
北海道から九州及び朝鮮半島、中国、アムールに広く分布する多年草。草丈30~60㎝位。山地、草原や湿原などで見ることができる。茎は直立し上部で分枝する。葉は互生で、卵形~狭長卵形で先端がとがる。花は初夏、白い小さな花を穂状集散花序に付ける。近年山野草ブームで乱獲され激減している1つ。
学名
Lithospermum erythrorhizon
科名
ムラサキ科
生薬名
紫根(シコン)
利用部位
根
利用法
5月から10月に根を堀上げ日干しにして使用、土は乾いたら叩き落とし水洗いはしない。緩下、麻疹予防に紫根1日量3~10gを煎じて服用する。
効能
解熱、解毒、抗菌、やけど、凍傷、湿疹、水胞、染料、食品染料
成分
アセチルシコニン、シコニン、β-ジメチルアクリルシコニン、イソブチルシコニン、β-ヒドロキシイソバレリルシコニン、デオキシシコニン、α-メチル-n-ブチルシコニン、アルンカナン、テトラクリルシコニン