ナルコユリ

ナルコユリ

北海道から九州および朝鮮半島に分布する多年草。草丈50~80㎝位。山地、山すそ原野などで見ることができる。茎は円柱状。葉は2列互生で披針形~狭披針形で全縁。花は春、緑白色の花を葉えきに3~5個づつ散房状に下垂してつける。近年、観賞用として斑入りなどを鉢植えなどで楽しむ。山菜として新芽や根茎を食べる。

学名

Polygonatum falcatum

科名

キジカクシ科

生薬名

黄精(オウセイ)

利用部位

根茎

利用法

5~6月か10月頃に根茎を堀り上げ、ひげ根を除いて水洗いし、50℃前後の湯に10分ほど浸してから日干しにして使用。強精、強壮に黄精1日量4~12gに400mlの水を加え半量になるまで煎じつめて3回に分け服用する。

効能

滋養、強壮、病後回復、精力減退、糖尿病、動脈硬化症、血糖過多

成分

ファルカタン(D-フラクトース、D-マンノース、D-グルコース、D-ガルクトウロン酸)ポリゴナキノン

お問い合わせ先

東邦大学薬学部付属
薬用植物園

〒274-8510
千葉県船橋市三山2-2-1
TEL:047-472-1349


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