ニンニク

ニンニク

鱗茎と茎を食用とする多年生草木です。原産地は西アジアから地中海沿岸と言われ、日本には古い時代に中国から渡来したと言われます。「源氏物語」の「帚木」の段に‘極上の草薬’とあるのはニンニクのことです。ニンニクは世界各地で栽培され、栽培地の気候風土に適応した多種多様な品種があります。これらのニンニク品種は、花茎を伸張するものとしないものに大別されます。花茎を伸張する品種の中には花茎の先端に総包に包まれた花序を形成するものもありますが、一般に花序は未発達で花を咲かせることはほとんどありません。独特のニオイ成分アリシンは、風邪や気管支炎への強い抗菌力があります。アメリカの国立ガン研究所は植物性食品に含まれる抗ガン成分中で最も重要性が高い食品としてピラミッドの頂点に、ニンニクを位置づけました。効力が強いので生は一日1片、加熱したものでも一日2~3片が適量で、摂り過ぎは貧血を招きます。高血圧症状の方、子供は半量を目安に。空腹時での摂取は胃の粘膜を傷めます。

学名

Allium sativum

科名

ヒガンバナ科

生薬名

蒜(ヒル)

利用部位

鱗茎

利用法

中国料理、朝鮮料理、イタリア料理、フランス料理など幅広く利用されている。消臭対策としてミネラル分の多い果物、野菜、牛乳、ヨーグルトと一緒に食べると良い。

効能

強壮、発汗、解熱、呼吸器病、喘息、百日咳。健胃、下痢、吐潟。
血液を浄化、凝固しにくくする、血圧・コレステロール値を低下させるなどの作用があります。

成分

イオウ化合物を含む揮発成分-アリシン、アリイン、アジョエン

お問い合わせ先

東邦大学薬学部付属
薬用植物園

〒274-8510
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