ニオイアヤメ
アラビア、スペイン、クレタ島、西南アジア原産の常緑多年草。日本には1867年頃渡来し、現在に至る。草丈40~50㎝位。根系は扇形に横走し、長楕円形で数年残る。葉は大部分根生し、2列互生で剣形。花は春、葉間から花茎をだし、茎の頂に白色の花を数輪つける。薬用の他、観賞用として花壇や鉢植えなどで楽しまれる。
学名
Iris florentina
科名
アヤメ科
生薬名
イリス根
利用部位
根茎
利用法
夏~秋に根茎を堀り上げ、水洗い後外皮をむき日干しにして使用。
効能
健胃、利尿、去痰、散布薬、歯磨き粉、洗粉の香料
成分
イロン、オイゲノール、メチルオイゲノール、澱粉、脂肪油