クローブピンク

クローブピンク

原産地はヨーローッパ南部、インドで比較的寿命の短い多年草です。現在の栽培カーネーションの親にあたります。葉は青緑色で、イネ科の植物に似た形態をしています。花は夏の間、良い香りを持つピンクの花を咲き次ぎます。D.deltoidesヒメナデシコやD.plumarius‘Doris'等のナデシコ属の総称をクローブピンクといいます。日本には、江戸時代後期にオランダからもたらされたので「オランダセキチク」と呼ばれていました。

学名

Dianthus caryophyllus 

科名

ナデシコ科

利用部位

花(どの品種にも花弁にクローブの香りがあります。白い部分は苦味があるので取り除きます)

利用法

食用⇒花弁は砂糖菓子にして料理のあしらいにしたり、ワインに浮かべたりします。花弁を浮かべたワインは詩人ジェフリーチョーサーに「ソップス・イン・ワイン」と呼ばれました。
石鹸や香水の香料に。

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